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鉄骨ビルの断面設計

鉄骨ビル部材断面を設計します。
以前書いた記事の応用編ですので、まずは以下の記事をご覧ください。

モデリング

まずは骨組みのモデリングを行います。
「梁(Line)」「柱(Line)」「スラブ面(mesh)」「柱脚(Point)」で出力しています。

ビル骨組みクラスターの中身です。

解析の実行

部材情報

柱梁は、それぞれIdを設定して入力します。
柱脚は今回ピンにしました。

荷重条件

まず長期荷重を入力します。
スラブのmeshを元に
鉛直荷重として、簡易的に6.5kN/m2を入力しています。

次に水平荷重です。長期荷重の0.3倍を入力しています。
xy全ての方向を考慮するため、以下のように荷重ケースを分けています。

断面最適化

[OptiCrossSec]コンポーネントを使用します。
それぞれ、断面にIdを設定することで、柱と梁で検定比の制限を変えています。(柱 0.6 梁 0.9)

結果の表示

結果を確認していきいましょう

荷重ケースは、[model view]コンポーネントのResult-Caceで確認できます。

断面の表示は、[model view]コンポーネントのTagsのCroSec Namesをチェックすることで確認できます。

[Reaction Force]コンポーネントを使用することで、反力の確認もできます。

まとめ

荷重条件を調整すると、もう少し適切な結果が得られるようになるかもしれません。
SS7との比較など、今後精査していこうと考えています。