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Karamba3Dー材料設定
材料設定について、細かく説明します。
コンポーネントの種類
![](https://assets.st-note.com/img/1660633081730-p36ww7YwlO.png?width=1200)
[MatProps]
材料諸元をgh上で入力して作成できます。
特殊な材料を指定したい場合は非常に簡単に入力できるため便利です。
[Matselect]
Familyで大まかに(Steel、Woodなど)指定
Nameで細かく(SN400、SN490など)指定する。
[Read Mar Table]
CSVファイルから材料を読み込む。
MatProps
以下のように入力することでマテリアルを作成することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1660634930484-c9bKhwSdPw.png?width=1200)
Matselect
一番よく使うツールです。
FamilyとNameで選択できるのですが、Karambaは海外発のツールであるため表記と内容が少し異なります。
降伏応力度がNameで記載されるようになっていますので、注意してください。また、ヤング係数も20500kN/cm2ではなく、21000kN/cm2となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1660635061225-4iEObnTk4T.png?width=1200)
そこで、日本の規格の入れ方をご説明します。
"C:\Users\kosuke\AppData\Roaming\McNeel\Rhinoceros\packages\7.0\Karamba3D\2.2.0.12\Materials\MaterialProperties_2_2_0.csv"というファイルを探してください。(macPCでParalelを使用しているため、場所が異なるかも知れません…)
ここからマテリアル情報を追加できます。
※必ずバックアップを作成してください。
ファイルを開くと、このような画面が現れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1660635423089-1oVtBD91rF.png?width=1200)
A行を選択し、データタブの区切り位置ツールを選択してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1660635494705-3mRuWg1ClH.png?width=1200)
出てきたウインドウで、次へを選択すると、区切り文字を指定できます。
セミコロンを追加し、完了をクリックしてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1660635505032-Wi0DAoAZoD.png?width=1200)
空欄と、表題のある♯行をコピペしてください。
それぞれの値を入力したら保存しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1660635659392-BCjT5ejQwQ.png?width=1200)
しかし、このままでは区切り文字が;から,に変わってしまいます。
そこで、メモ帳で開き、[編集]>[置換]で,を;に置き換えましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1660635801707-2zwregLecw.png?width=1200)
保存できたら完了です。Rhinoを再起動して、Matselectを起動すると反映されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1660635958869-EhUwKRfc5H.png?width=1200)
日本の鋼材と木材、ケーブルを追加したものを共有します。
木材は異方性を考慮していません。
Read Mar Table
Matselectと同じようにCSVファイルを作成してくだい。(コピペが確実です)
そのパスを入力するとマテリアルのリストを読み込んでくれます。
ファイルのパスは、エクスプローラーで、ファイルを[Sift]キーを押しながら右クリックすると、パスのコピーが選択できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1660636624174-M3OY3usMYB.png?width=1200)
そうして作成したmaterial Tableを、MatSelectにつなぐことで、マテリアルを選択することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1660639754488-D2gDJgd9w6.png?width=1200)
記事シリーズについて
grasshopperとKaramba3Dを使った構造解析や構造最適化の方法を公開しています。下の記事からご確認ください。