度が過ぎるを管理下におく
学びを楽しく教育エンターテイメント
いーちゃんこと、岩崎弘資(こうすけ)です。
本日のテーマは、『度が過ぎるを管理下におく』です。
「度が過ぎる」ということが大事な場面がたくさんあります。
堀江貴文さんや、スティーブ・ジョブズさんの有名な言葉にも、
「度が過ぎるということが大事だ」というメッセージがあります。
「成功するのはバカか天才のどちらか」
堀江貴文
「ハングリーであれ。愚か者であれ。」
スティーブ・ジョブズ
少し変わり者で、度が過ぎている異質なタイプの人は、
非常にうまくいきやすいとされています。
しかし、「やりすぎだよ」と注意をされてブレーキを踏んでしまう人や、
なかなかアクセスが踏めずについ萎縮してしまい、
パッとしない状態になってしまう人もいます。
そうならないために、「度が過ぎる」ということを管理下に置いていくことが大事になってきます。
わかりやすい例だと、「声のボリューム」は管理下に置いているはずです。
”ここで大声を出したら良くないな”という空気を察したり、
電車内での大声での会話は控えています。
もし、電車内でテイクアウトの食べものを集団で食べていたりしたら、
「おいおい」という空気になります。
それは、堀江さんやスティーブ・ジョブズさんが言っているような、
「バカであれ、バカがうまくいく。」というメッセージを間違えて認識しているということです。
つまり、バカのタイプでも、
「社会的なところを見ながらバカであること」が大事です。
スティーブ・ジョブズさんは、大学を半年で中退しています。
しかし、その後も大学に通い続けて、
自分の興味がある授業(文字のタイプグラフィー)の勉強をしていました。
それがMacをつくるにあたり大事なこだわりとなっているので、
しっかりとつながっています。
まさに「ハングリーであれ」ということです。
当時、Windowsの文字の種類は、一つか二つしかありませんでした。
それに対してAppleのMacにはたくさんの種類があり、選べました。
それは、当時のコンピューターにとっては革命的な出来事でした。
ぼくはWindowsに対しては、
なんとなく堅くてむずかしいイメージを持っていました。
一方でAppleのパソコンは、かわいくてオシャレで、
心をワクワクさせながら初めてMacを買ったことを覚えています。
これは、ジョブズさんの「バカさ」からきているのです。
その「バカさ」というのを、いかに「おいおい」「こらっ」で済む程度でやっていけるかということです。
人によっていろいろなタイプがいますが、そのうちの一つは、
「突き抜けてやって、怒られながら挑戦していく」タイプ。
”それはまずいぞ、度が過ぎていてあかんぞ”という強めのところまでいって、
空回りも含め、一度右に振り切っていくのです。
もちろん、犯罪や刑法に関わるものは論外なので、
そこの一線は超えないレベルで、です。
例えば声のボリュームだとしたら、一度うるさいくらいまで大きくして、
だんだんボリュームを下げていく、ということです。
なにをするにしても、最初の段階では、積極的に突き抜けてやっていくといいです。
どんどん笑っていくのも、とてもいいことです。
最初は「あなたの笑い声はとてもうるさい」というところまでやってみて、
あとから微調整するのです。
反対に、うまくいきにくいのは、少しずつアクセルを踏むことです。
これは、気づきにくいからです。
だんだん上げていくよりも、振り切って上げてから下げていくほうが、手早いです。
つまり、「そういうことではないけれどそういうことだ」というほど思い切り声を出したり、うるさくて迷惑かけるくらい笑うのです。
そのレベルまで変化を示して度を貫いていくことが大事です。
そういった経験をある程度繰り返していくと、
”徐々に調整できるタイプ”になっていきます。
よく恋愛で言われる、”異性に求める性格”。
つまり、モテるといわれる人気の性格があります。
やさしい、おもしろい、明るい、などが挙げられます。
これは異性に求められる性格であるにも関わらず、
それを突き抜けてやっていくと、別れる理由になってしまうこともあります。
おもしろい人がいいと聞いたから飲み会でふざけキャラをやり切ったところ、
「別れましょう」となってしまったり。
やさしい人がいいと聞いていたのに、
「誰にでもやさしくしているのがいやだから別れましょう」となってしまったり。
よかれと思ってやっている本人からすると、想定外な出来事かもしれません。
しかし、それは、度が過ぎてしまっているということなのです。
この、「度が過ぎている感覚」というのは、何度も失敗しなければわからないものです。
ですから、基本的に挑戦していくというスタンスが大事です。
仕事で言うなら、あえて賛否両論あるアイデアを持っていったり、
プレゼンテーションをしてみたりすることです。
パターン化されてどんどんコモディティ化されている社会の中で、
少しちがう言うタイプが出てくると、世間や周りにいる人たちが刺激され、
それがニュータイプとして広まることもあります。
ですから、そういったアイデアは萎縮せずに、
「そういうのがおもしろいね」と言ってくれる人たちと一緒にいることが大事です。
そして、その人たちと共につくっていくことができると、
「おもしろすぎる、やさしすぎる」の向こう側にいくことができます。
中途半端な突き抜けはうまくいきにくいので、
スポットライトを浴びる機会がくるまで、突き抜けていくことです。
そして、調整していくことを覚えながらも、「ここはさらにアクセルを踏む場だ」ということも判断していけるようになりましょう。
その判断がむずかしい人は、うまくいっている人に聞いて、
「ここはアクセル踏むときですか?」と確認してすすんでください。
もしそこで「ここはブレーキ踏んだほうがいいね」という返事がきたら、
そのときは大人しくチャックを上げて、ベルトを閉めて、ズボンあげていきましょう。
そういった判断をしっかり聞いてすすんでいくことが大事です。
反対に、「いいね、アクセル踏んでいこう」と言われた場合は、思い切り踏んでいきましょう。
そしてそれは、”一緒に責任を取ってくれる”ということにもなるはずです。
挑戦する人は、事前に相談しておくことで、「だってあの人がいいって言ったから」と言えるようになり、いろいろなことができるようになります。
「今こそ突き抜けるときだな」ということがあれば、積極的に相談してやっていきましょう。