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”俺の敵はだいたい俺です”
”俺の敵はだいたい俺です” 南波六太
これはぼくが大好きなマンガ、宇宙兄弟の主人公、南波六太のセリフである。
カッコ良すぎる。そんなこと他人に言ったことはない。
このシーンを簡単に解説すると、先輩宇宙飛行士と二人でドライブしているときに「君にとっての敵は誰ですか」と聞かれたことから始まる。
ムッタは履歴書に自身が幼少期から尊敬してきた天文学者の名前を書いたが、先輩はそれが気に食わなかったようだ。
先輩は自らの敵はマスコミや天文学者だといい、彼らは自分自身で宇宙に行かずに偏った報道をしたり地球で研究するだけで有人宇宙探査には非協力的な態度をとることも多く、予算を奪っていることを理由として話していた。
それに対しムッタが返したのが最初のセリフなのだ。自分が宇宙に行きたいと願い続けていたのに、それから背を向けるように行動をとってきたのは自分自身で、自分自身が足を引っ張り続けてきたという意味だ。しかもマスコミや天文学者は自分たちと同じで宇宙が好きなんだから仲間でいいんじゃないですか?とも言った。
ぼくはこのシーンから、物事がうまく行かない原因は自分の中にあるという事実と向き合う重要さ、そしていろんな考えや物事を受け入れられる柔軟性の重要さを学んだ。
「ぼくの敵はだいたいぼくです」これを素直に言える人間になりたい。
そしてそう考えられるようになると、自分はさらに成長できるだろう。何かに失敗したとき、他人に原因を求める前に自分の行動を振り返ることができるようになる。というか日々のイライラや身近で起こる失敗はだいたい自分の力で解決できる。「あのときこうしていればな」「早めにやっておけばな」と言った後悔はもうしたくない。
他人にばかり原因を求めていても少しも解決しない。どうしたって人はすぐ変わらないし自分が他人を変えることはできない。自分を変えるためにこのセリフを心に留めておこう。
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