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【逆転の発想】

職場の休憩室は男性用と女性用に分かれています。同じくらいの面積ですが、女性職員の人数が増えてきたので、男女の休憩室を隔てるパーテーションを移動することで、面積を変えられないか、女性用を広くして、男性用を狭くすることができないか検討しました。
しかし、男性用の入り口ドア近くにパーテーションがあるので、ほとんどパーテーションを男性用休憩室側に動かすことができません。動かせるのは、女性用の方向だけです。
そうであれば、逆に女性用を狭くして、男性用と女性用の場所を入れ替えたらよいのではないかと気づきました。逆転の発想です。

選挙の投票には、小学校の体育館などを会場として使用します。段差があるので、車椅子で投票に来る方のために、臨時でスロープを設置します。入口と出口の両方にスロープを設置するのが困難な場合は、入口のみに設置し、車椅子の方には、投票後に入口から出ていただきます。入口を出口としても使用するのです。これも逆転の発想でしょう。

ゲシュタルト心理学では、「図」と「背景」という概念があり、有名なのが「ルビンの杯」です。図地反転図形と言われるものです。見方によっては杯に見えて、見方によっては人の顔が左右で向き合っているように見えます。これは、どちらを図と認識し、どちらを背景と認識するかによります。
普段、背景としてしか捉えられず認識できていないものを、逆転の発想で図と捉えることで認識できることがあります。

一見弱みと思われるものも、見方を変えることで強みと認識できることがあります。
一見ピンチであることも、学び、機会、チャンスと捉えられるかもしれません。
固定観念に囚われず、逆転の発想を使いながら、気づきを得ていきたいです。

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