レンタルショーケース業界、コロナでぶっちゃけどうなってるん?-EP.011-
どうも、KOSSYです。
レンタルショーケース講座初級編は10話までですよーと言いながら、この場を借りて色々書かせてください。
まずはこれを見てほしいです。
以前EP,002でオススメのショーケースショップとして紹介させてもらった、秋葉原のWise Seller(ワイズセラー)さんが一時閉店のアナウンスを出しました。
文面を一部拝借させてもらいますと。
「このたびのコロナウイルス感染拡大の影響で、海外および国内からの来店者が極端に減少しております。
現状では先行きの見通しが立たない状況ですので、5月6日(日)をもちまして一時閉店することにいたしました。
こういった形で、未だ落ち着く風景が見えないコロナウイルスによる影響で、自分の楽しいコンテンツがを失うのはかなり歯痒さはあります。
詳細はページ見て頂ければ分かるのですが、ワイズセラーさんに関しましては情勢回復次第、店舗立地を改めて再出店予定と発表して頂いているので、1日でも早い景気回復を祈るばかりです。
そんなこんなで、正直他人事ではなくなってきたなといったのが僕の感想。
この場を通して、レンタルショーケースをはじめ、秋葉原等のアニメグッズ産業がどうなっているのか要点掻い摘んで皆様に共有出来ればと思います。
・レンタルショーケース業界は今どうなってるのか。儲かってるの?
率直に答えを申し上げると、NOです。
今までの売上が10だとしたら、今は0か1ぐらいの変化が、この数ヶ月で起こりました。
但し、これはあくまで自分の主観で喋ってるので、全員がそれだけ下がったとは思わないで頂きたいです。
こんな中でもなんとかやりくり出来ている人はいますし、逆に儲かってる人も少なからずいるのは事実。
ただ少なからず言えるのは、2019年までの売れ方と全く変わってきてしまったなといった感じです。
とはいえ、売れないから何もしていないというわけでなく、各店舗さんが独自の策で1円でもショーケースオーナー様に還元しようと動いてはくれているようです。
日本市場的にもレアなレトロ玩具等はebayやヤフオクで代理出品してもらったり、最大の配慮をしながらトレンドグッズをSNSで配信してくれたりと様々。
人によってはケース全品50%OFF等して、より日本人の方も手に取りやすい値段にしたりと、いろいろな策をそれぞれ考えています。
(かくいう私も、こうしてnoteはじめましたが。。)
・レンタルショーケース営業情報大手まとめ
※4月9日現在
緊急事態宣言が発令された事により、関東の大手ショーケースショップは様々な対応を発表しましたのでここでまとめさせて頂きます。
■ボークス秋葉原ホビー天国
短縮営業 12:00~19:00
■アストップ
・ラジオ会館店→2020年4月8日(水)~2020年5月6日(水)まで休業
・AKIBAカルチャーズZONE店→4/14(火)までの期間を休業
・アストップ中野出張所店→2020年5月6日(水)まで短縮営業 12:00~17:00
■Wise Seller (ワイズセラー)
2020年5月6日(水)を以て一時閉店→状況を見ながら新たな立地で営業再開予定
■cubestyle(キューブスタイル)
営業時間変更なし
■レンタルボックスバルブ
2020年5月6日(水)まで短縮営業 12:00~18:00
・コロナショックを乗り越えた、レンタルショーケース業界の今後
これはあくまで僕主観の話にはなりますので、一つのネタとして見て頂ければありがたいです。
首相の会見から分かる通り、日本の経済としてはV字回復を見据えた支援策を色々用意してくれるとは思いますが、
はっきり言って、インバウンド需要を主戦場としてきた業界はこの1〜2年は厳しい状況になると思います。
それはレンタルショーケース業界に限らずその他インバウンド向けビジネス全般。
自分が問いたいのは来年にオリンピックが延期した所で、果たして来日する予定だった他国の経済が生きてるかどうかなんですよ。
今の秋葉原なんて特にインバウンドマネーで成り立ってた業種がほとんどなので、日本の経済が復活したとしても、秋葉原でお金を落としてくれない限りはおそらく無理です。
じゃあ、秋葉原が改めて日本向けのビジネスをやったらどうなの?という話ではありますが、それが出来なくなってしまったから今のインバウンドマネーに頼ってしまった経緯があるわけで。。
中古グッズ相場もそうですが、より日本人を意識したラインナップと価格帯にしていかないと復活は難しいと思います。
果たしてそれを、今まで海外相手に高値で売っていたレンタルショーケースオーナーの我々が出来るかどうか。
それがレンタルショーケース業界復活の鍵とも言えるかもしれませんね。。
・最後に-グッズを買うことがコンテンツを生かす為の最大の協力-
こんな状況で言うのもアレですが、収入が安定しなくなってくるとはいえ、好きなコンテンツへの投資は減るとしてもゼロにするのはなるべく避けて頂きたいです。
グッズ業界も買われなければ勿論破産しますし、戦略側もそのグッズが売れないとジャッジを下してしまったら、その作品のプロモーションは辞めてしまいます。
そうなってしまえばコンテンツとしては死にます。
どんな形でも良いので、自分の支えとなった作品を生き残らせる手段として「グッズ収集」という趣味は捨てないでほしいです。