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レンタルショーケース、レイアウトに使いたいアイテム5選-EP.008-

レンタルショーケースをやっていて、売上を取る事以外で楽しいと思えるのが「ケース内レイアウト」を一生懸命考えている時。

ケース内は売りたいものを魅せる為のレイアウトグッズは基本的に置いてOKです。

(但し、テープ跡が残る物やケースを傷つけるものは設置禁止です。)

お店屋さんをウインドウショッピングしている時や、ショーウインドウをボーッと眺めながら歩いてる時に無意識に立ち止まったりその商品を触ったりした事ありませんか?

言ってしまえばその行為は店側の策略(詳しく言えばVMD担当の戦略)にハマった事を意味し、こういう戦略はショーケース界においても勿論可能です。

他人より目を引くケースを作り、値段を下げずとも売る。

素敵なビジネスモデル確立するにもレイアウトは非常に重要。

という事で、ショーケースを良く魅せる事において使われがちな、100均でも買えるアイテムをご紹介。


1,空中戦を制する者こそが、コートを制す- アクリルボックス

ショーケース内にそのままフィギュアを並べるとありがちなのが「奥の商品が見辛くなる」問題。

そこで一番使いたいのが、100円ショップでも売っているようなアクリルボックス。

アクリルボックスを後ろに配置する事で、必然的に高さが生まれ立体感あるケースを作る事が可能。

どのショーケースも高さは結構あるので、アクリルボックスを重ねて置けば「雛人形を置く雛壇」のような段々も作れます。

100円ショップによってはフィギュア鑑賞用で段々系?のグッズがあったりするので、それをそのままショーケースに流用するのもオススメ。

ただ、この置き方の最大の弱点は、最下段じゃむしろ「見にくくなる」という事。

ただでさえしゃがまないと全容が見えない最下段で、高さという概念を作ってしまうと、更に視認しにくいケースになってしまうので、最下段の人は基本的に空中戦は諦めて、フラットに戦いましょう。


2,コンセプトはロフト付き物件-突っ張り棒&下敷き

先程も書いた通り、ショーケースは高さがわりとあるボックスが多め。

という事は、上のスペースはデットスペースになりがち。

そこで多用されるのが家庭でも大変便利な突っ張り棒。

2本から3本用意し、張ってしまえばあっという間に2階の完成。

大きいフィギュアであれば突っ張り棒の隙間気にする事なく設置可能ですが、小さい物を置く時に更に使いたいのが「下敷き」等の固めな板。

これを適当なサイズに切って突っ張り棒の上に置けば、小さいアイテムも落下する事なく設置出来る上に、LEDが付いてるケースであれば光を塞ぐ事もないので大変便利。

ただ、こちらも先ほどと同じになりますが、最下段でやってしまうと見えなくなってしまうので、何度も言いますが最下段は諦めてフラットで戦いましょう。


3,100円のフィギュアもラグジュアリーに魅せましょう-布-

人間の心理として「高いと予想して手に取った商品が予想より安いと、購入率は格段に高くなる」と言われており

100円で仕入れたから適当に置いて売ろうとするより、「100円で仕入れた商品をどうしたら5,000円相当に魅せられるか」と考えられるようになれば、売上の取り方も必然的に見えてきます。

そこで多用されるのが、高級ブランドショップのガラスケースにありがちな「光沢感ある布」

よく見かけるのはワインレッドやネイビーあたりでしょうか。

使い方もとても簡単で、フィギュアを置く前に、ケース底面にそれっぽく敷くだけ。

言ってしまえばラグジュアリー感。

「同じ商品があったとして、そのまま置いたケースと、ラグジュアリー感ある布で飾られたケースの中にあったら、どっちが見られるでしょう」と言ったら言うまでもありませんよね?

安いから安く扱うのではなく、安く仕入れられたなりに、高く見せる事も売上を取る秘訣。


4,お客さんに覚えてもらう目印作り-背景紙

透明のボックスで構成されているレンタルショーケースでは、後ろにもケースが存在する場合は、背面に他のショーケースオーナーさんの商品が見えるような作り

買う側からしたらそういった視点からの発見もあったりするので、一概にネガティブとは言い難いのですが、出手側としてはそういう部分でお客さんが取られるのは否定出来ない所

またケース数が多い店舗の場合だと、一度良いと思ってくれてても似たような風景が広がる事から、再度見つける事が難しくなって別のケースで買われたりする事も多いのがショーケースあるある。

という事で、他ケースとのの差別化という事でケース内に背景紙貼って「差別化」を図るのも一つのテクニック

(店舗によってNGの場合もあるので予め確認しましょう。)

やり方は簡単で、ボックスのサイズに合った背景紙を用意して貼るだけ。

レッドやイエロー等の目立つカラーや、柄物等使うとお客さんに覚えてもらいやすいです。

貼る際に注意したいのが、外した際にテープ跡がつかないようにする事、マスキングテープ等を使用しましょう。


5,値段の見せ方って結構大事-プライスPOP

ショーケースで販売するにあたっての値札の貼り方は、大きく二つに分かれており

ステッカーを自分で用意して商品に貼るパターン、店側のラベル発行機で店舗独自の値札を発行してくれるパターンの2種類

基本的にこの業界はステッカーを自分で用意して貼るパターンが多いと考えてもらった方が良いです。

最も多用されているのが100円ショップで売っている1シート30枚ぐらいあるステッカー?シート。

そこにケース番号と商品番号と値札を書くのが基本的なシステム。

小さなシートにそれだけの情報量を書いて、果たしてお客様は見易いのかは、もはや言うまでもないですよね?と。

そこで用意したいのが、値段を見せるのに適した専用のプライス訴求グッズ。

価格を大きく見せたい時に使われる大きな値札POPや、時計屋にありがちな値札ブロック。

そして、量販店でよく見かける「SALE」POPや、「値下げしました」POP等々。

こういった物を別で用意して商品毎に用いると、分かりやすさが格段にアップします。

 

・まとめ-お店屋さんごっこを全力で楽しめ

レンタルショーケースも言ってしまえば「店舗経営」

あなたが店長ならどうやってお客さんに買ってもらいますか?という事。

ルールの範囲内であればレイアウトも訴求方法も自由自在だからこそ、自分なりの勝利の方程式作って販売を更に楽しんでみましょう。

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