慰労金を支給する前に考えた方が良い事
こんにちは😃コッシーと申します。
愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。
さて、僕の記事でも度々取り上げている、医療介護職の慰労金についてですが、結構過去記事なども読んでいただいてるようで、皆様の関心の高さが伺えます。
支給対象の職員さんたちにとっては、いつどうやっていくらもらえるのかはやはり気になるところではありますが、いずれにせよ支給は決定しておりますので、とにかくその時を待っていれば大丈夫だと思います。
ただ会社側にとっては今回の慰労金をどう位置づけするのかによって、その意味合いは大きく変わってくると思っています。
単に国が支給してくれるお金と位置づけてしまっては、会社にとってはあまりメリットはないと考えられます。
どうせ支給するのなら、職員にとっても会社にとっても意味のあるものにした方が良いに決まっています。
そこで本日の記事では、慰労金を支給する会社側向けに、支給する前に考えた方が良いと思う事をお伝えさせていただき、皆さんの慰労金ライフを充実させたいと思います。慰労金最高。慰労金万歳。
【慰労金の意味を職員に伝える】
多くの職員は慰労金について、『国から支給されるお金』くらいに思っている方が多いのではないかと思います。
恩を着せるわけではありませんが、せっかくもらえる慰労金の理由をしっかり伝えた方が、納得性が出ると思います。
「国から慰労金もらったので支給しまーす」と言って支給するよりも、「このコロナ禍において皆さんは本当に頑張ってくれました。ありがとう!」と言って支給した方がもらった方も嬉しいのではないでしょうか。
ただ気を付けなければならないのは、あんまり言い過ぎない事。なぜなら会社は1円も出していませんので。
あんまりクドクド講釈を垂れると勘の良い職員から「会社は1円も出してませんよね!」と言われてしまうので、お気をつけください。
【慰労金の出し方を考える】
今回の慰労金は非課税になります。つまり税金が引かれないのです。
公式のQ &Aにも『給与と一緒に支給して課税しないように』とアナウンスがされています。
この配慮により年間の所得を制限されているパートさんにも気兼ねなく支給する事が出来ます。
僕は今回の慰労金を現金手渡しで支給したいと考えています。
もちろん振込でも良いですし、振込手数料も国が負担してくれますので、たとえ振込でも余分な出費も一切ありません。
ですがそこをあえて現金を手渡ししたいなぁと思っております。
今この令和の時代にお給料を現金で支給しているところって少ないと思います。
うちも普段のお給料はもちろん振込で行っております。だからこそ価値があるのではないか思います。
以前にこの記事で書かせていただきましたが、実感するって本当に大事だと思うわけで、振込の明細をもらうのと現金で5万円もらうのとでは、その瞬間の嬉しさってかなり変わってくるのではないかと思います。
目の前に5万円あった方がやっぱりテンション上がる気がします。
あと、非課税になるので特に給与明細とかは発行されず、受取書にサインと押印をもらうだけだと思いますので、旦那さんなどに内緒でヘソクれる可能性もあります(笑)
もちろん、振込の方が良いと言う方もみえると思いますので、意見を聞いて実施していきたいと思います。
【絶対やめた方が良いと思う事】
僕の知りあいの医療機関は今回の慰労金を賞与の一部に充てるとのことです。
実際には上記に述べたように非課税になりますので、賞与として支払う事は出来ませんが、おそらく慰労金の分だけ賞与を減額するカタチだと思われます。
たしかに今どこの医療機関もコロナの影響を受けており、例年通り賞与を出すことは厳しいのかもしれません。ですが、これは絶対にやめた方が良いと思います。
今回の慰労金を賞与の補填分として取り扱うのではなく、慰労金は慰労金として支給をし、賞与が仮に例年通り出せないのなら、きちんとその理由を説明して減額を行うべきだと思います。
慰労金と賞与を一緒にしてしまうと、せっかくの慰労金の価値が全く無くなってしまいますし、賞与に関しても絶対に文句が出ると思います。
慰労金が給付されるのはもう決定事項ですから、それを会社にとって最大限の相乗効果があるようにどう活用するのかを考える事がとても重要だと思います。
ご参考にしていただけると幸いです。
現場からは以上です。それではまた。
コッシー