見出し画像

勤務表を作るのは結構大変なんだぞ

明日は久しぶりに1日休めそうで、何をしようか考えておりますが、おそらく牛肉を焼いてボイルしてカットするのが関の山だと思います。#ローストビーフバカ

こんにちは、コッシーです。


さて、僕は毎月職場の勤務表を作っているのですが、これがまた大変な作業なんです。

特にうちのような24時間体制の入居施設はいろんな勤務時間が複雑に絡み合っており、さらに個人個人の休み希望などがあるため、まるで難解なパズルのようで毎月頭を抱えています。

一応みんなの希望に沿う形で作成していますが、当たり前ですけどなかなか全員の希望通りにはいきません。むしろ希望通りにいく方が珍しいくらいで、お休みを変更してもらったり、勤務時間をずらしてもらったりしてなんとか完成にこぎつけております。

スタッフにとっては希望を出したにも関わらず変更されてしまうのはたまったもんじゃありませんが、そこは稀代の統括責任者の僕からのお願いです。ほとんどの方が変更を快く受け入れてくれています。信頼って大事ですね。

そうやって頭を抱えてスタッフに変更をお願いして命を削りながら苦労して作成した勤務表ですが、完成させてから変更を訴えてくる人がたまにいます。

多くの場合はのっぴきならない理由でどうしても変更を余儀なくされています。頼んでくる本人も非常に申し訳なさそうにお願いされます。

一度完成した勤務表をまた変更するのは至難の業ですが、そこはもうこちらもお休みの変更も頼むこともありますので、持ちつ持たれつで僕も快く変更を受け入れています。

ただこの温厚が服を着て歩いているこの僕が唯一腹が立つのが、他人と比べて文句を言ってくるヤツです。


先日の話です。

いつものように来月の勤務表を作っておりました。

今回は本当に珍しく全員の希望通りの勤務にすることができ、とても美しく仕上がった勤務表を見てウットリしておりました。

しかし完璧で美しい勤務表に対して厨房の男性スタッフが文句を言ってきました。


「なんで俺の方があいつより日曜勤務が多いの?不公平だから同じ数にしてよ」


日曜日というのは世間一般では休みとされることが多く、うちの施設においてはあまり人気のない勤務曜日になります。

確かにそのスタッフの言うように日曜勤務の数は同じではありませんでした。しかしそのスタッフの休み希望や勤務希望は全て考慮されており、その点だけみるのであれば何の文句もないはずです。だって希望通りなんだもん。

それが、「あいつと同じではない」という理由で勤務表の変更を訴えてきました。これはつまり自分と同じ苦しみを他のヤツに味あわせたいというめちゃくちゃ自分勝手な理由です。

あんまり人を嫌いにならない僕ですが、こういう人は本当に嫌いです。もう大嫌いです。超絶憎たらしいです。

先に述べましたが勤務表というのは本当に難解なパズルのようで、それぞれの希望と複雑な勤務時間が交差する中でベストなシフトを組んでいきます。

そこに平等な回数まで考慮するなんてとてもじゃありませんが僕にはできません。

その代り他の人より多く入ってくれるスタッフのことをめちゃくちゃ労います。心からの「ありがとう」と伝えます。

そこで「全然良いですよ。」なんて言ってもらえたらそのスタッフのことを大大大好きになります。自分で言うのもアレですが、会社の立場的なことを考えても僕に恩を売っておいて損はないと思うんですよね。

そんな事も考えず、ただただ自分が気に入らないからと平気で統括責任者にそんなバカな意見を訴えてくるヤツはタンスの角で小指をぶつければ良いと思っています。#声も出ないくらい痛がれ!


当然そんな自分勝手な意見には耳を傾けることはしません。怒鳴らない、怒らない、イラつかないで有名な僕にしては珍しく厳しく注意しました。

「皆さんの希望に沿って勤務表を作成していますので、決して不公平ではありません。○○さんの希望通りの勤務になってますよね?それでも不満を言うのであれば入ってもらわなくて結構です。こちらでなんとかします。」

かなり真面目に言ったのでおそらく僕の本気度が伝わったのでしょう。


「いや別に不満とかではありません…ただ今後も俺が日曜勤務の回数が多く乗るのが心配で…」

「大丈夫です。その辺はちゃんと把握しているから」

「それなら良かったです。申し訳なかったです」

「いえいえ、僕も強く言ってすみませんでした」


人はどうしても他人と比べてしまいガチです。でもたとえ自分と同じ苦しみを味あわせたとしても、自分に何か恩恵があるわけではありません。

それならば他の人が嫌がる事を率先してやった方が少なくとも感謝されると思います。やっぱり感謝された方が気分が良いと思います。


結局、そのスタッフは納得してくれたのでシフトの変更はせず、全てのスタッフの希望を叶えた美しい勤務表に傷をつけずに済んだようでホッと胸をなで下ろしておりました。

しかし、別のスタッフから、「コッシーさん!休み希望出してたのに勤務になってますよ!どういうこと!?」と怒られまして、どうやら僕のミスで勤務が間違っていたようで、結局美しい勤務表は残念ながら修正を余儀なくされました。

修正してみると、日曜勤務の回数が見事同じ数におさまり、なんだかんだで丸く収まりましたとさ。

これも統括責任者の実力だと思います。#完全に偶然


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

いいなと思ったら応援しよう!