花より男子
仕事が忙しくゆっくり記事を書く時間が取れないため、自分の業務を減らして記事を書く時間を確保しよかなと割と本気で思っているダメ責任者です。いや仕事しろ。
こんにちは、コッシーです。
さて、先日うちの施設の方に葬儀屋さんが挨拶に来られました。なんでも施設の近くに新たに葬儀会館をオープンされたとのことで、『必要な時』はお声がけくださいとのことでした。
余談ですが、葬儀屋さんの営業というのは本当にニュアンスが難しいなと思いました。葬儀屋が『必要な時』とは、つまりはそういう事になるため、はっきりと口に出して営業するのはなかなか難しいだろうなと感じました。
話を戻します。
ご挨拶の際にお近づきの印にとお花をいただきました。
僕はお花にあんまり興味が無いので、個人で花を買う機会と言えば結婚記念日くらいです。#好感度UPを狙う
ただ多くの方の場合、お花をもらうと嬉しいモノであり、それは高齢者にとっても変わりはなく、特に女性の方はお花を見るだけでも大変喜ばれます。
うちの施設でも定期的にお花を買って施設の至るところに飾っていましたが、コロナがやってきてなんとなくお花屋さんに行くことも無くなり、ここ数カ月は無花状態でした。#無花状態って言うっけ
いただいたお花はいくつもの種類のお花が篭に飾られており、花にあまり興味のない僕から見てもとてもキレイでした。
とても良い感じ。
早速食堂の入り口付近に飾らせていただきましたが、お花に気づいた入居者の方々の表情はみるみる明るくなり、「わぁキレイ!」「どうしたのこのお花?」「素敵だわ~」と次々と感嘆の声を上げられました。
久しぶりのお花だったからなのか、いつもはそれほど関心を示さない男性の入居者たちもお花をまじまじと見られておりました。
お花というのは、ただ綺麗という事でなく、様々な要素から高齢者にとても良い刺激を与えてくれます。目で楽しめるのはもちろんのこと、匂いを感じたり、花びらや葉っぱなどの感触を確かめたりできます。
さらに、人によってはお花に関する過去の記憶を思い出すことで、回想法に繋がり、認知症の予防にも役立つことがあります。
何よりお花を見られた高齢者は本当に良い顔をされます。目をキラキラさせます。普段はあまり多くを話されない寡黙な方でも、お花に関する思い出をたくさん話してくれます。その時はとても良い表情をされます。
しばらくお花を飾る事をしていなかったため、久しぶりに皆さんの良い表情を見る事ができました。また定期的にお花を買っても良いなと思いました。
そんなお花に以上に強烈なパワーを高齢者に与えるのが子供たちです。
高齢者の方が子供たちと触れ合う時、普段どんなしかめっ面をされてる方でもめちゃくちゃ優しい顔になります。どんな方でもそれはもう絶対です。ヒャクパーです。
今はコロナの影響で連れてきてはいませんが、以前は僕の息子をよくうちの施設に連れてきていました。
その時息子はうちの施設のスーパーアイドルになります(笑)
歩行器を勝手に乗り回しても「元気があってええのう」と笑顔で言われ、杖をグルグル回しても「上手じゃのう」と褒められます。いやヤンチャ過ぎるやろ、親の顔が見たいです。
息子も何をやっても許されますし、皆さんが自分をとても大事に扱ってくれるので積極的に入居者に関わっていきます。
またそれが入居者の方々の心を絶妙にくすぐるらしく、さらに息子を可愛がってくれます。
入居者にとって悪影響ではないと思うので、ある程度自由にさせておりますが、親として無茶をしないか目を光らせてはおりますので、その点は大丈夫です。
ただ以前に息子を施設に連れていった時、たくさんの入居者と遊んでもらい、さぁ帰ろうかと息子を手を引こうとしたら、息子の手に紙が握られていました。
なんだろう…と紙をまじまじと見てみるとなんと1万円でした!
慌てて息子から取り上げすぐに入居者の方に返したので事なきを得ましたが。全然目を光らせてないなお前。
まぁお金をもらったりするのは絶対ダメですが、高齢者にとって子どもというのは花よりも遥かに嬉しい存在であり、まさに目に入れても痛くないくらい大好きだと思います。
まぁうちの息子は特に可愛いので、うちの入居者から愛されるのも無理ありません。しばらく顔を見せてあげられてないので、お花と共に今度息子を連れていきたいなと思いました。
超絶親ばかですみません。
現場からは以上です。それではまた。
コッシー