見出し画像

モンペはこうして生まれる

いつも行くスーパーにローストビーフ用の高級黒毛和牛のブロック肉が半額で売っていて思わず「うひょう!」って声が出てしまい店員から白い目で見られました。

こんにちは、コッシーです。


さて、僕が平日休みに必ず行っていることと言えば、息子の登校に着いていくことです。

本当ならば分団の集合場所まで連れて行き、あとは高学年の子にバトンタッチすれば良いのですが、働いている僕はなかなか息子の登校姿を拝見することが出来ないため、コッソリと後を着いていきます。完全にストーカーです。#そのうち通報されるかもしれん

今日はお休みだったため、いつも通り息子の登校をストーキングする気満々で息子と一緒に家を出ようとした時に、奥さんから「どうせ学校まで行くでしょ。これついでに持って行って。今日までに持って来いって言われてるから」と渡されたのが、息子が朝顔を育てていた時に使っていた鉢のセットでした。

画像1

いや完全に『ついで』のレベルを超えている…


きっと今までに持ってく機会はたくさんあったと思いますが、めんどくさかったのか、忘れていたのかズルズル期限まで放っておいたんだと思います。

そんなのを『ついで』で頼んではダメだと思うんです。いくら僕が優しい夫だとしてもここはビシっと一言言うべきだと思うんですよ!

「オッケー!任せといて!」

気持ち良いくらいの返事をしまして、鉢を持って息子と一緒に登校しました。#心の中ではビシっと言ってやりました

学校に着くと担任の先生が小走りで僕らの方に向かってきます。何かあったのかなと思っていると、担任の先生は僕から鉢を奪い取り、「困ります!」と言って息子に持たせました。

状況が理解できずボーゼンと立ち尽くしていると、担任の先生が再び「息子さんが持ってきてくれないと困ります!」と言いました。

「何が困るんですか?」と聞いてみたところ、障害のある息子は重たい物や大きい物を持って登校することが苦手なため、大きい荷物を親が持ってきてしまうと、今後も自分の荷物を自分で持てなくなる可能性があるとのことでした。

先生の言いたい事も考えも理解は出来ますが、今回の先生の行動には納得が出来ませんでした。

まず今回の鉢を息子に持たせて欲しいということを事前に聞いてはいなかったということ。

さらに息子は物の価値(要る物か要らない物か)を判断することが難しいため、鉢のような重い物を持たされると多分その辺に捨てます(笑)。そうなるとそれを持っていくのはきっと一緒に登校してくれる高学年の子だと思うんです。その子にそこまでの負担はかけるべきではないと思うんです。

もっと言うと、息子が鉢を持っていけるようにするために学校で何か練習や訓練を行っているかということです。少なくともうちの方には「こんど鉢を○○君に学校まで持ってきてもらいたいので、お家の方でこういう練習をさせてください。」的なことは聞いていません。

こうした事を全くしていないにも関わらず、鉢を息子に持たせなかった事象だけを取り上げて、「困ります!」って言われても僕が困ります。

以前からこの担任の先生とはちょっと価値観が合わなかったり、疑問に思う事が多々ありましたが、揉めても仕方ありませんし、息子のことを真剣に考えてくれているので、笑顔で「わっかりましたー!気を付けまーす!」と答えていたんですが、今回は奥さんから鉢を持たされたことにも納得がいってなかったせいか、珍しくスイッチが入りました。#やっぱり納得いってなかったんかい


「申し訳ありませんが、息子に鉢を持たせる件を事前に聞いてはいませんでしたし、今の息子に持たせたとしてもおそらく途中で捨ててしまうと思います。そうなっても良いということですか?」

「いや…それは…」

「もし途中で捨てたら、おそらく高学年の子が代わりに持ってきてくれると思うんです。それと僕が持っていくのと何が違うんでしょうか」

「いや…でも…その…」

「例えば学校で息子が鉢を持っていくことができるように何か練習や訓練などはされていますか?」

「は、はい!それはもちろんいろいろと!」

「では、その練習の成果を見て先生は息子が鉢を持っていけると判断されているということですか」

「い、いえ…それは…判断はしていないです。申し訳ありません。」

「いやこちらこそごめんなさい。先生に謝って欲しいわけではありません。先生も息子の事を考えて言ってくだっているのは重々承知しておりますし、感謝もしています。ただなるべくなら事前に言ってくださると僕らも助かりますのでお願いします」

「分かりました。以後気を付けます…」

先生は普段温厚な僕から珍しく意見を言われたので面喰ってる様子でした。しかしこういうことはナアナアで済ませるのではなく、きちんと対話をしてコミュニケーションを取ることで信頼関係を築いていくのだと思っています。今回の件もきっと先生もその辺は理解をしてくれており、今後は今まで以上に協力ができると思っています。


学校から家に戻ると、奥さんがすごい剣幕で僕に言ってきます。

「あんた!学校で何言ったの!?校長先生から謝罪の電話があったよ!!『二度とこのような事のないように誠心誠意励みますのでどうかご容赦ください』ってめちゃくちゃ謝ってたよ!!」

先生、全然理解してねえ…


おそらく学校で僕は完全にモンペ扱いされていることでしょう。奥さんからは「マジで余計な事は言わないで、そういうのは1回持ち帰って欲しい!1人で突っ走らないで!」と言われました。

でもそもそも鉢をギリギリまで持っていかず、僕に頼んだ奥さんが悪いと思うわけで、そこはやっぱり僕もビシっと言わないとダメだと思うんですよ!


「分かりました。以後気を付けます…」

先生の気持ちが少し分かった気がします…


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?