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はぐくみ・うまれ・そだつ No.115"かけらから気付きを・・・"
前回はこちら↓
六女ちゃんがお空に還ってから・・・わたしたち家族はみんなそれぞれが葛藤の渦の中に潜っていきました・・・。
一個一個丁寧に向き合いながら・・・。
パパさんをはじめ三男君は涙が止まらない日々を過ごしていました。
五女ちゃんや四男君は「六女ちゃんと一緒に遊ぶ」と話し、体がなくなった六女ちゃんをはさむ様に囲んで一緒に本を読んでいたりします。ないけどある世界。
私や長女ちゃんたちは、おうちのあちこちに隠れている六女ちゃんのかけらを見つけては涙がこぼれたり、笑ったり・・・こんなにも私の中に感情があるのか・・・というものを味わっていました。
次男君は深い深い闇の中に居ました・・・。「僕のせいで・・・」未だ、その中にいました。
ある日、次男君は言いました。「僕がいなかったらこんなことにはならなかったんだ。僕なんか消えてしまったほうが・・・。」不意にでた言葉でしたが・・・どんよりとした目の中には、パッと向こう側に飛び出してしまう感覚を覚えました。
私は咄嗟に大きな声が出てしまい・・・「もう、子どもを送り出すなんて経験は二度としたくない・・・。もし、そんな風に自らの命を放り出そうとするなら私の屍を超えてからにして・・・。」
部屋の中が静まり返り・・・そこに居合わせた家族は静まり返りました・・・。そして五女ちゃんが「ママも次男君も死んじゃヤダ~」と大きな声で泣き出しました・・・。
それにつられて四男君、四女ちゃんまでもが泣き出しました・・・。
「もう、誰も死んじゃいやだよ・・・。身体がなくなるだけっていうけど・・・さみしんだよ・・・触れ合えないのは辛いよ・・・。」絞り出すような声で四女ちゃんが呟きました・・・。
「ごめん、六女ちゃんに与えてもらったことを忘れるところだった・・・。」次男君がみんなに伝えました。
「光も闇もないという事。すべてがあってすべてがない。だから・・・とらわれ過ぎないでって。私はここにいるよ。見えなくてもいつも一緒っていつも僕に伝えてくる・・・。」
たぶん、六女ちゃんはその人その人に大切なメッセージを与えてくれているみたいだ。
みんなで抱えているもの・・・重すぎたらその重荷を下ろし分ければいい・・・。みんなで分ければ大丈夫。家族だけでは厳しい時は誰かに助けを求めよう。
どうしても家族内だけで解決しようと思っても限界がある。大事な家族にだからこそ言えないこと・・・言ったら傷つけてしまうのか?と言う思いなど。カウンセラーの方のアドバイスなども聞きながらひとつづつ向かい合っていく。
そんなある日、六女ちゃんのお気に入りのクマちゃんのリュックをふと開いた・・・。
すると、そこには食いしん坊六女ちゃんらしい品ぞろえ・・・。おやつがいっぱい入っていた。みんなで分ける予定だったのかな?
それを見た私は泣き笑い。「もう、六女ちゃんたら・・・」涙があふれて止まらなくなった・・・。あの子の優しさを思い出した。
どんなものもみんなで分けていた。
それを友達に伝えたら、「それはお兄ちゃんやお姉ちゃんたちが六女ちゃんに与え続けてきてくれたからその姿を見て六女ちゃんはそれができる子になったんだよ。」
上の子たちの姿だったんだ・・・。そう思ったら・・・またまた涙があふれてきた・・・。
みんな、いっぱいいっぱい愛をもらって育っている。私たち家族だけでなく沢山の存在から。
六女ちゃん、あなたの残したかけらからまだまだたくさんの気付きをもらっています。
あなたが私たちに与えてくれたもの。不思議な機械もおうちに到着。長女ちゃんはそのプロジェクトに向かいシステムを構築し始めました。
みんなに届けられるのももうすぐかな?みんな楽しみにしていてね。
六女ちゃんの「りょうかのわ」まもなく始動します。
次につづく・・・
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