モノに対するこだわりが自然となくなった家づくり診断
家づくり診断の「家づくりのきっかけは?」という項目に「子どもが産まれ、現在の暮らしを考え始めた」と回答していたA様。
現住居について考えてみて、どう感じたのか尋ねてみました。
A様:子どもが生まれるまでは、それほど今の住環境について気にしていなかったのですが、やっぱり湿気がひどくてカビが生えやすく、昼間でも電気をつけないと過ごす事が出来ないほど暗いところは気になるようになりました。
あとは息子の通学のことですかね。
ここは学校までの距離が遠いので、息子が小学校に通うようになった時の事を考えるとそこも気になりました。
実は、子育ての家を知る前に、他社で建物の見積もりを出してもらい、ある程度建物に関しては話がまとまり、後は土地を探すだけという状態まできていたというA様。
しかし、土地と施工会社は別々で探していた為、総予算に対して建物とのバランスがとれる土地がなかなか見つからず、探し続けていたそうです。
そんな時、ご主人が通勤途中に見かけたのがこの場所だったといいます。
土地を調べてみると、そこは条件付き宅地であることが分かったA様は、さっそく子育ての家に資料請求をし、家づくり診断の申し込みをしました。
A様:これまでに、色々なメーカーのモデルハウスを見学したり、周りの人から話を聞いたりしていたので、最初はIHクッキングヒーターやソーラーパネルをつけたいと思っていたのですが、診断のヒアリングに答えていくうちに、本当に大切なことは何なのか?何を優先したいのか?ということを考え、それが次第に明確になっていきました。
優先順位がはっきりしてからは、IHクッキングヒーターやソーラーパネルなど、そういったモノに対するこだわりは自然となくなりました。
診断回答したことで、本当の意味で子どもの事を考えられるようになり、診断を機に家づくりについて主人ともたくさん話をし、一緒に新居について考えていく工程はとても楽しく、あの時が一番気持ち的に盛り上がっていたような気もします。
最初にこの土地を見つけ、それから子育ての家を知ったというA様。
「子育て優先」を掲げ、ある意味、他社のハウスメーカーや工務店とは違う個性をもつ子育ての家をどう思ったか尋ねてみました。
A様:私よりも主人の方が子育ての家のコンセプトに強く共感したみたいで、それからはFacebookやブログをはまって読み込み、自分が知り得た情報を私にも伝えてくれたりしていました。
私も主人も息子も体は強いようで、これまであまりハウスダストなどを気にした事なかったのですが、面談・体感で事務所に伺った際に、とても気持ちがいいと感じ、自然素材の良さを実感しました。
また今、私達が問題ないからと言って、次に産まれてくる子どもにも問題がないとは言い切れないので、出来るだけ体に優しい素材を使用した方がいいなと思いました。
staff:ご主人のお祖母様が、資金の面で援助してくれると診断回答にありましたが、周りの人の反応はどうでしたか?
A様:もともと、主人のお祖母様が土地ももっていたので、そこに建てて欲しいという思いはあったと思いますが、主人が「絶対それだけはやめた方がいい、ある程度の距離を保っていないと奥さまも精神的に絶対きつくなる。」という考えから、その土地を断ったこともあったので、今回も周りの人は主人がうまく説得してくれ、特に反対されることはありませんでした。
A様のお話からはご主人がとても家族思いであることが伝わってきます。
A様の話によると、ご主人は、土地探しの際には自分の通勤時間が1時間になっても構わないとおっしゃっていたこともあったそうです。
そんなご主人だからこそ、「家族が豊かな心で健康に暮らせる家」に強く共感したのだと思います。
その一方で、A様は「私はこの土地がすごく気に入りました」と話して下さいました。
A様:主人は通勤時間が1時間になってもいいと言っていましたが、私としてはやっぱり主人には早く帰ってきてほしいという思いがありました。
その点この場所は主人の職場にも近く、そして私の元々の希望通り高台にあり、息子がいずれ通うことになる小学校や中学校も近くにあるのですごく気に入りました。
ご主人は家族の事を一番に考え、A様はそんなご主人の事を思いやり、互いに家族の事を思いやれるご夫婦だからこそ、ほとんど話がまとまりかけ、他のものをいいと思っていたあのタイミングで「子育て優先」という選択ができたのだと思います。
A様が最初に付けたいと考えていたように、IHクッキングヒーターやソーラーパネルはあれば便利なものなのかもしれません。
しかし、それらは望む暮らしを得るために本当に最優先する必要があるものなのでしょうか?
なぜ自分たちが家を建てようと思ったのか、何を一番大切にしたいと思っているのか、その部分を明確にしておかなければ、自分が望む暮らしは得られず、完成してから、こんなはずではなかったとやり直しのきかない後悔をすることになるかもしれません。
そうならないためにも、あれが欲しいこれが欲しいと望む前に、絶対に外せないものは何かを考え、本来の目的を見失わないようにすることが大切だと私は考えます。
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