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保護者の願い ブラン先生の手紙
前回の続きです。
教師は、保護者の訴えをクレームだと捉えがちです。保護者も様々な人がいますから、ストレートに願いを言ってくださる方もいますし、丁寧に「すみませんが、どうだったのでしょう」と聞いてくださる方もいます。
対応の仕方によっては、保護者の思いが伝わっていないように感じられて、だんだんこじれてしまうことがありますが、それでも、保護者の願いがあるのです。
事例を紹介します。
友達同士で、トラブルになることがあります。子どもたち同士の話を聞いてお互いに気持ちがずれていたところを整理して、仲直りをしていました。ところが、子どもが家に帰って保護者に話をしたら・・・・・
保護者は子どもの言い分だけを聞いています。いきさつが知りたいし、自分の子が不利になっていないか心配なのです。
最初は少し興奮して話をされていても、電話で話を聞いていると「友達と仲良くしてほしい」のです。という願いを話されました。
でしたら、学校がするべきこと、しようと思っていることを伝えればいいのです。子どもたちの様子を見守りながら、友達と仲良くできるよう機会を作っていくことを話します。
途中に、教師がつかんでいるその子の良さを伝え、教師がしっかり見守っていることを伝え、任せていただくようにします。時間がかかるかもしれませんが、少しずつ良くなっているようなとき、機会を見つけて報告しましょう。きっと安心され、学校を信頼されると思います。
うまくいかない場合もありますが、一生懸命しようとする姿勢は伝わると思います。どうでしょうか。みんなで考えてみませんか。
何か、悩んでいる事例があれば、どうぞ、教えてくださいね。