ブラン先生のお手紙@元小学校校長

公立小学校教員として30数年勤務し退職しました。途中教育委員会への出向や教頭、校長の役職を任せていただきたくさんの経験を積むことができました。そこでの経験をみなさんに紹介できればと思います。よろしくお願いします。

ブラン先生のお手紙@元小学校校長

公立小学校教員として30数年勤務し退職しました。途中教育委員会への出向や教頭、校長の役職を任せていただきたくさんの経験を積むことができました。そこでの経験をみなさんに紹介できればと思います。よろしくお願いします。

最近の記事

落ち着け、自分。 ブラン先生の手紙

梅雨って、入ったばかりのときは、やや嬉しくて、「チャップチャップらんらんらん」♪♪なんて、年甲斐もなく鼻歌を歌うくらいなのに。雨が続いたり、湿度が高くてムシムシしてくると、「ああ、もう明日は晴れてくれ」と思ってしまいます。人間って不思議なもので心もち一つで考え方が変わります。 犬育て(生後半年)も、半年にもなるのに、まだトイレのしつけもできていません。ご飯の前だけ、お座りと待てをしますが、あとは、いたずらばかり。 とうとうこの頃は、トイレに寝て、おしっこは、トイレのそばの

    • 子育て 犬育て ブラン先生の手紙

      「子育ては難しい」の記事にスキをいただき、嬉しくなりました。共感していただくと力になります。自分の子育てについてもいろいろ伝えたいことがあります。  しかし、子育ての話に進む前に、今日はちょっと話がそれましょう。  もともと小さい頃から動物が好きで、小さい頃から犬を飼っていました。少し前までは、「うなぎ」を飼っていて、長く飼っていた「うなぎ」が亡くなったときは泣きました。  今の悩みの種は、犬です。縁があってミニチュアダックスフントを飼っています。まだ、生まれて半年の子

      • 「子育てが間違っていたのでしょうか。」 ブラン先生の手紙

        真夜中になってしまいました。 今日、登校を苦手とする子どものお母さんと話をしたので、そのことが心に残っていてなんだか寝付けません。 朝、母親は、やっと学校に子どもを連れてきたところでした。でも、子どもは、体調がよくないと帰りたがっていたので、「もう帰ろう」と今から帰ろうとしていたところでした。 たぶん、朝早く起きた母親は、一生懸命に子どもを説得してやっと連れてきたのでしょう。少し疲れた表情でした。 子どもが靴を取りに行く間、立ち話をしたのですが、「お母さん、頑張りまし

        • 疲れたぁ ブラン先生の手紙

          体調が悪いとき、おもしろくないことがあったとき、思い通りにならなかったとき、疲れがたまったと感じませんか。 肩が凝ったり、頭が痛くなったり、足のふくらはぎがパンパンになったり・・・本当に疲れてしまった日、どうしたらいいのでしょうか。 肩が凝ったのは、腕を回したり、自分で肩をもんでみたり、頭が痛いときは、頭痛薬を飲んだり、足をトントンたたいてみたり・・・ でも、なかなか改善されません。ついには、心まで落ち込んだり、イライラして家族に当たって、けんかになったり・・・・ あ

          宿題はさせんぞ ブラン先生の手紙

          昨夜、少し寝ぼけながら書いた文章では伝わりにくかったのかもと、振り返っています。 そこで、もう一回。 保護者から、担任に「宿題はもうさせん」とどなり声が聞こえてきました。何があったの?と尋ねてみると、宿題忘れが多いA児のお家に、「ちゃんと宿題をさせてください」と電話をかけたようです。 夕方、電話に出られた母親は、「分かりました」と答えられたそうですが、帰ってきた父親がその電話の話を聞いて、怒って電話をかけてきたのです。 父親の言い分は、「宿題するのは、A児。自分でしな

          宿題はさせんぞ ブラン先生の手紙

          保護者の願い ブラン先生の手紙

          前回の続きです。 教師は、保護者の訴えをクレームだと捉えがちです。保護者も様々な人がいますから、ストレートに願いを言ってくださる方もいますし、丁寧に「すみませんが、どうだったのでしょう」と聞いてくださる方もいます。 対応の仕方によっては、保護者の思いが伝わっていないように感じられて、だんだんこじれてしまうことがありますが、それでも、保護者の願いがあるのです。 事例を紹介します。 友達同士で、トラブルになることがあります。子どもたち同士の話を聞いてお互いに気持ちがずれて

          保護者の願い ブラン先生の手紙

          先生と保護者 ブラン先生の手紙

          今日は金曜日、1週間頑張った先生方が、夕方になって、やっと職員室に戻り、そろそろ帰り支度を始めようかというとき、電話の音が響きます。 「うちの保護者じゃないといいけど。」「〇〇さんかも」と先生方のこえがします。 金曜日の6時近く。「◇◇先生、お電話です。」との声で、電話が始まります。 内容は、さまざま。宿題のこと。忘れ物のこと。昼間のやりとりのこと。 先生は、丁寧に説明をしますが、なかなか電話が終わりません。 私たち教師は、しゃべりすぎる傾向があるのかも。どうしても

          先生と保護者 ブラン先生の手紙

          学級づくりの戸惑い その2 頑張っている先生たちへ ブラン先生の手紙

          この前、その1のところまで書きましたから、続きです。 このところ、「子どもたちの様子が落ち着かない」とか、指示が通りにくいとか感じていたら、、、 その2 隣の先生に話す ダメな先生と見られたくないって、思わなくていいのです。最初にうまくいかないのは、あなたのせいではありません。子どもたちが育っていなかったのです。気づいたあなたは、エライ。 隣の先生に「こんなことがあります」と話してみてください。教師は、もともと教えたがりです。いろいろな話をしてくれますよ。 もし、隣の人

          学級づくりの戸惑い その2 頑張っている先生たちへ ブラン先生の手紙

          学級づくりの戸惑い ブラン先生の手紙

          「スキ」ありがとうございます。誰かが見てくださったようで。嬉しくなりました。教職生活を振り返りながら、少しずつ、思い付くままに書いてみますね。 6月になりました。 新規採用の先生、勤務地を異動した先生方、疲れがたまってきた頃ではないでしょうか。 4月から2か月、慣れない人間関係の中、慣れない学校での仕事、よく頑張りましたね。 ただ、担任をしている先生たち、そろそろ学級の中でもトラブルが見えてきたり、うまくいかないところを感じたりしていませんか。 無理もありません。それは

          学級づくりの戸惑い ブラン先生の手紙

          はじめまして

          はじめまして。 まず、最初に、このブログを始めたきっかけをお話させてください。 今年の春、38年間勤めた仕事を退職しました。大学を卒業してすぐに、新規採用の小学校教員となりました。途中、自身の子育てをしつつ、市教育委員会の指導主事となり、教頭を経験し、校長となりました。 春まで、38年間の勤務を続けることができ、退職をしましたので、ホッと一息つきましたが、よくよく考えてみると、自分自身の経験からくる思いや考えを伝えたくなったのです。 でも、誰にお話をしたらいいのか、どんな