先生と保護者 ブラン先生の手紙
今日は金曜日、1週間頑張った先生方が、夕方になって、やっと職員室に戻り、そろそろ帰り支度を始めようかというとき、電話の音が響きます。
「うちの保護者じゃないといいけど。」「〇〇さんかも」と先生方のこえがします。
金曜日の6時近く。「◇◇先生、お電話です。」との声で、電話が始まります。
内容は、さまざま。宿題のこと。忘れ物のこと。昼間のやりとりのこと。
先生は、丁寧に説明をしますが、なかなか電話が終わりません。
私たち教師は、しゃべりすぎる傾向があるのかも。どうしても、保護者が言っていることにずれがあるとすぐに、「いえいえ、実は・・・」と語ってしまいます。
夕方、電話をかけてきた保護者は、何か言いたいことがあるのです。「えい!!」と思ったから電話をしてきたのです。
まず、話を聞きましょう。言いたいことをぐっとこらえて。「そうですか」「そう、聞かれたのですね」と少しの相槌を入れながら。
決して、「すみません」とは言わなくて、「心配されたのですね」と保護者の気持ちに共感しつつ、話を聞きます。
聞いてから、「心配をおかけしましたね」と気持ちを受け止めて。実は・・・と話をします。
その時に、注意したいのが、保護者の願いはどこにあるのかを整理します。保護者の願いは、シンプルなことが多いです。そこをくみ取り、そこにどのように手伝えるかを整理します。
私も話好きのようです。ははは。長くなりましたので、具体的な事例は、次回。一緒に考えてみましょう。