つわりの吐き気症状をましにする方法【機序から考える具体的アプローチ】【妊娠初期】

つわりは多くの妊婦が昔から苦しんでいるものなのに、自治体からもらった大量の資料やネットの簡易検索では、
「つわりの原因ははっきりしていません。無理せず安静に。食べれるものを食べれるときに。」
のような情報しかない。
しかし、しっかり専門家の記事や文献に当たってみたら、『原因』(吐き気症状の機序)はある程度分かっているではないか。
つわりの根本の原因は『妊娠』(妊娠維持のために体内で大量に出ている各種ホルモンなど)だってことは明らか。そして妊娠を維持したいのであればその原因を解決することはできないことも明らか。
であれば、「原因は不明だよ。頑張って耐えてね。」という無意味な説明の代わりに、つわりの症状の機序から考えられる対処手段(対処療法)に関する具体的な情報をください。
自治体が配る資料に、明確に全妊婦に伝えてほしい。

以下、専門家の記事を読んで得た知識をわたしなりにまとめました。

機序1 妊娠により消化管の動きが鈍くなる

理由1 血液内のカルシウム濃度が高くなるため
理由2 ナトリウム、塩素、カリウムが不足するため
理由3 妊娠より分泌が増えるホルモンに消化管の動きを鈍くする作用があるため

対策① 消化管の動きを助けるものを摂取する

・マグネシウム
  豆腐、10割蕎麦、バナナ
・ナトリウム、塩素
  塩タブレット
・カリウム
・150ml以下の冷たい炭酸水 
・生姜
  生姜スープ、生姜の蜂蜜漬けにお湯を足したもの、ガリ、ツムラの漢方21番

対策② 消化管の動きを助けることをする

・腹巻きをする、腹巻きつきレギンスをはくなどして消化管を温める

対策③ 消化官の動きを阻害するもの、負担をかけるものの摂取を避ける

・真水(ナトリウム濃度がますます薄まってしまうため。)
・牛乳(カルシウム濃度がますます高まってしまうため。)
・消化が難しいもの(肉、生野菜など)
・量を多く摂取しない(少量を頻回にする)

機序2 食べられないことにより低血糖状態になる

対策① 空腹状態を避ける

例えば2時間おきに何か食べたり飲んだりする。
こまめに何かを食べ空腹状態にならないようにする。
起床時だけは諦める。

症状が強く出る原因から考える対処療法

対策① 交感神経優位の時間を持つ

副交感神経優位でつわりの吐き気症状が強く出るとのこと。

対策② 運動を避ける

運動をするとマグネシウムが消費されてしまうため。

対策③ アンモニア含有が少ないものや気化しにくいものを摂取する

・アンモニア含有が少ないもの
 果物、じゃがいもなど
・アンモニアが気化しにくいもの
 温度が冷たいもの

対策④ ジュースやスポーツ飲料を摂取する

水分不足はつわりの吐き気症状が強く出るとのこと。
真水だと塩分濃度が下がり吐き気症状が強く出るので、ジュースやスポーツ飲料を摂取するようにする。






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