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今の仕事を80歳まで続けられますか?

ずっと読もう読もうとして先延ばししていた『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』を今更ながらに読みました。

概要は知っていましたが、実際じっくりと読んでみると衝撃を受けるとともに、たくさんの学びがありました。

やはり、まずはお金の問題です。
以前、別の記事も書きましたが、やはりキャリア(人生)を考える上で、切っても切り離せないのがお金のことです。

こちらは序章に書かれていたことです。
「『100歳まで生きるとして、勤労時代に毎年所得の約10%を貯蓄し、引退後は最終所得の50%相当の資金で毎年暮らしたいと考える場合、あなたは何歳で引退できるか?』…この場合は80代まで働くことが求められる。」

これを読んだときの私の頭の中に浮かんだのは「約10%の貯蓄も厳しいのに、それでも80代まで働かないと、引退後の生活が苦しくなるんだ!でも今の会社は定年が60歳で(継続雇用すれば65歳)、80代まで続けるのは不可能だ。いや、そもそも、今の会社、定年まで続ける?」でした。

正直なところ、今の会社に定年まで勤めるイメージはゼロに近いです。この文章を読んで改めてそれを認識し、より具体的に自分のキャリアを考えていこうと、気持ちを新たにしました。


次に考えたのは、何を大切に生きるか、です。

人生が長くなり、今まで当然だった教育→仕事→引退という3ステージを前提とする人生から、マルチステージ化する、というのが本書に書かれていることです。

新しいステージとしては、
•エクスプローラー(探検家)
•インディペンデント•プロデューサー(自分の職を生み出す人)
•ポートフォリオ•ワーカー(さまざまな活動に同時並行で取り組む人)
が挙げられています。

多分今私がやろうとしていることはこのポートフォリオ•ワーカーに該当します。お金には直結しないかもしれませんが、本業以外でキャリア支援にかかわるプロジェクトに参加しようとしています。

ステージが増えることで、変化や選択も増えるので、やはり自分の価値観を明確にして、どう生きたいのか、何を大切にして生きるのか、が大切になってくるのだと思います。

こちらも序章からの引用ですが、この視点を持ちながら、これからのキャリアを考えていこうと思います。

「70歳、80歳、100歳になった自分が今の自分をどう見るかを考えてほしい。いまあなたがくだそうとしている決断は、未来の自分の厳しい評価に耐えられるだろうか?」




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