発音って縄跳びや跳び箱とおんなじ\(^o^)/
「1つの音で言えるようになって
練習した言葉では意識して正しく
言えるようになるけれど
普段の会話では元に戻ってしまうのは
どうしたらいいでしょう?」
この質問へのヒントは
「発音は反復連続微細協調運動」
さっきの質問は
先日、小学校の言葉の教室の先生たちと
発音の勉強会をやりました。
その時に出できました。
みなさん共通に持っている
疑問点ですよね💦
これって発音あるある‼️
練習して、お教室では言えてるのに
さようなら👋って
帰ってゆく時の会話では
もとの発音に戻ってる💦
どうして⁉️
お口の動かし方を
鏡を見ながら練習して
うまく発音できていない音を
一つ一つ
構音点と構音操作を
いろんな工夫をしながら
一人一人のお子さんに合わせて
わかりやすく伝えてゆく
この繰り返しを
いつまで続けたら
「もう大丈夫❣️」って太鼓判を押して
言葉の練習を卒業👩🎓させてあげられるのか❓
新しいアプローチで考えてみる
発音は口👄で言ってるけど
水鳥🦆の水面下の足みたいに
めっちゃいろんなことを
からだじゅうを総動員して
やっているって
知ってましたか❓
心臓からの血液が全身を巡って
エネルギーがからだに満ちて
姿勢を保って
肺から息を出して
閉じたり開いたりする声帯を
振動させて声を出して
その声を
舌👅や上顎や唇などなどを
微妙に動かして
いろんな音色に変えて
鼻や口に共鳴させて
発音する
しかもこれが1回でおしまい!?
ではなくて
何回も違う動きを連続させて
ことばにつなげて
おしゃべりしている
さらには、
自分の言ったことばを
耳で聞いて
相手の反応を目で見て
自己修正したり答えたりする
もっと言うと
いいたいことばを考える
脳のいろんな部分🧠が
チョー複雑に連動して
この一連の発音のプロセスを
コントロールしている
って考えると
ほんとに奇跡的なことを
いとも簡単に
私たちはこなしているんだなぁと
感動さえ覚えます👏
発音を協調運動として考える
こどもの発音を
協調運動としてとらえると
違うアプローチの仕方が生まれてくる
ということを
勉強会ではご紹介しました
協調運動とは
縄跳びや跳び箱のように
身体の異なる部分を
それぞれ違った動かし方で
同時に並行して動かして
目的の動作を行うこと
そう考えると
歩くことも
手を洗うことも
靴を履くことも
全ての生活動作は
協調運動として捉えることができます
中でも発音は
口の中という狭い範囲で
細かい動きを連動させ
しかも繰り返し連続させて
違う動きを繰り出し続けてゆくという
「反復連続微細協調運動」と
考えることができます。
こんな複雑で難しいことを
生まれてから数年の間に
子どもたちはできるようになる❣️
ほんとに奇跡的な発達の力です
この力を獲得する途中で
部分的に動かし方の学習が難しかったのが
「機能的構音障害」と呼ばれる
発音の覚え間違いの状態です。
短期間(3ヶ月ほど)で
正しい発音が使いこなせるようになる
子どもたちがほとんどですが
中には
なかなか日常会話でも
正しい発音になるのが難しい
お子さんたちも見られます。
そんなお子さんたちへの
基礎トレーニングになるアプローチを
次回は書いてみます。