「感謝しろ。」と言われること〜人生を生きやすくする話〜
こんにちは
今回のテーマは感謝の強要についてです。
感謝の強要はモラルハラスメント?
よく昔から「産んでやったんだから感謝しろ。」と親が怒鳴って、それに対して子供が「産んでくれなんて頼んでねえよ。」みたいな親子喧嘩のデフォルメみたいな台詞聞いたことありますよね。
親子の関係に関わらず、感謝の強要というのは
現代ではモラルハラスメントと言われます。
何故なら感謝というものは人間の感情です。
「感謝をしろ。」というのは
「怖いと思え。」「楽しいと思え。」みたいに
相手の感情をコントロールする言動と
なり得ると思うのです。
人間はどんなに近しい存在だとしても
支配しようとすることはしてはいけません。
ましてや、成熟していない子供に放つには
あまりにも酷なのです。
実際に親から言われるとその言葉に抗おうとする
感情が子供から芽生えます。
わたしも子供の頃に
「あなたは感謝していないからそのようなことが出来る。」
と言われた経験があり、
自分の頭の中では確かに感謝の気持ちがあるはずなのに
自然と涙が出たり、反抗したい気持ちが心の中に
渦巻き自分を責めていたことがありました。
このようなことから
モラルに反していると言われている
感謝の強要です。
何故感謝の強要をするのか?
誰でもありがとうと言われたら嬉しいし
感謝がもたらす良い効果などもよく知られています。
だからこそ、誰もが感謝されたいと
思ってしまうことも仕方ないと思います。
しかし、感謝されたいからといって
人の感情をコントロールすることは出来ないですし、
自分の思う通りに行かなかった時の負の感情が強くなります。
感謝の強要をする方の精神的ストレスも強いですし
された側の精神的ダメージもかなり強い、お互いにとって
よくない関係になってしまうのです。
感謝の強要をされてきた人間のその後
大人になってからも「感謝をしなさい。」いう言葉を思い出すと
「人よりありがとうっていうし感謝しまくっとるわ。」
と心の中で反抗している自分がいました。
しかし私自身本当に日常から感謝の気持ちが減っていた気がしました。
そう気付かされたのは、
とにかく自身の不幸の事実にしか目がいかない
自分を知った時。
また、自分の思う通りにならなかった時に
イライラする自分を知った時です。
例えば、何かのルールに納得いかなかったり、夏の暑さや梅雨のジメジメにイライラしたり、自分ではどうしようもないものに落ち込んだりしていたのです。
他人に心をコントロールされそうになっていた過去が
ある分、無意識にわたしも自分以外の何かを
コントロールしようとしていたのです。
ストレートに書いてしまうと
感謝の強要をされてきた人間は大人になってからも
日常から感謝の心が抑制されがちになる
のではないかと思いました。
感謝ノートを始めました
それに気付いた後は感謝の気持ちも自分で自然と増やせるようになり
感謝の強要されていた経験ですら、大切な経験として感謝しています。
ただやはり感情もトレーニング。
リフレーミングノートのように。
私の感謝ノートの一部を紹介します。
感謝教みたいに見えますか?笑
今までのわたしであれば、少しイライラしたり落ち込んでいた出来事も
感謝を書き出すことによってこのように考え方が変わります。
無理矢理ではなく、ああ、私こういう気持ちもあるんだと引き出されてきた感覚です。感情の安定化にも繋がっています。
感謝の強要をしてしまう方も
まず自分が感謝をする練習を始めると
変わってくるかもしれません。
見返りを求める考え方を変えたいという方は
以下の記事も参考になるかもしれません。
一緒に始めましょう感謝の習慣。
強要はしていないです。
kosoboso
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