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家づくりのSTEPシリーズ⓪家づくりの流れ
こんにちは、株式会社HARMONYの山本航聡(やまもとこうそう)です。今回は家づくりを計画している方々に向けて、家づくりの各ステップをシリーズで解説していきます。初回となるこの記事では、住宅会社選びからアフターメンテナンスまでの流れを時系列に沿って詳細にご紹介します。この記事を通じて、家づくりの全体像を掴み、スムーズに計画を進めていただければと思います。
STEP 1:住宅会社の調査と選定
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住宅会社選びの重要性
最初のステップとして、自分に合う住宅会社を選定することが重要です。住宅会社によって提供するサービスや建物の特徴が異なるため、まずはハウスメーカー、工務店、設計事務所といった選択肢を理解しましょう。ハウスメーカーは規格化された品質が特徴で、安定したサービスが期待できる一方、設計事務所はデザイン性や自由度が高い傾向があります。工務店は地域密着型で、地元の気候や土地の特性を活かした提案が得意です。
情報収集の方法
情報収集にはいくつかの方法があります。口コミやウェブサイト、展示場の見学会などが一般的です。また、建築後のサポートやアフターメンテナンスについても調査しておくと、安心して依頼できる会社を見つけることができます。住宅展示場を巡る際には、実際の施工技術や設備を確認し、各会社の特徴を掴む良い機会となります。
STEP 2:予算設定と資金計画
予算設定
次に、家づくりの予算を決めましょう。土地代、建築費用、設計料、税金、諸費用など、家づくりには多くの費用がかかります。また、住宅購入に伴う付帯費用(登記費用、火災保険料、ローン手数料など)も見落としがちです。将来の生活に負担をかけず、無理のない範囲での予算を設定することが重要です。
資金計画とローンの検討
資金計画では、自己資金と住宅ローンのバランスを考えます。三重県の住宅ローン市場には、固定金利と変動金利があり、返済期間や支払額の安定性も異なります。ライフプランに合わせて無理なく支払えるようにシミュレーションし、金利や返済方式を検討しましょう。これによって、予算オーバーや返済負担の軽減が期待できます。
STEP 3:土地探しと土地購入
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エリア選定
土地探しの第一歩は、生活の中心となるエリアの選定です。通勤時間や学校、病院、スーパーの位置など、生活に便利な立地かを確認しましょう。また、三重県では、地形による日当たりや洪水、地震といった災害リスクも考慮する必要があります。ハザードマップの確認も欠かせません。
土地の条件と契約
候補となる土地を見学し、立地や日当たり、周辺環境が希望に合っているかを確認します。場合によっては土地の改良が必要なケースもあるため、あらかじめ土地の特性についても調べておきましょう。気に入った土地が見つかったら、契約内容を十分に確認し、契約を結びます。土地の購入に際しては、不動産会社や住宅会社による紹介や仲介を利用することも可能です。
STEP 4:設計・プランニング
要望のヒアリング
設計段階では、家族の要望をまとめ、具体的な形にしていくことが大切です。生活動線や収納、趣味やライフスタイルに合わせた機能性など、日常生活に必要な要素を考慮します。例えば、子育て世代であれば、リビングとキッチンが近く、広めの収納が求められることが多いです。
設計図面の作成と仕様決定
基本設計が決まったら、設計士とともに詳細なプランを詰めていきます。外装や内装の色や素材、各部屋の配置やサイズなどを決定し、具体的な設計図面を作成します。さらに、断熱性能や耐震性能、設備のグレードなども事前に確認し、詳細な仕様書を完成させます。
STEP 5:見積もりと契約
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見積もりの精査
設計図面が完成したら、施工にかかる費用を見積もります。予算と合致しているか、追加費用が発生しないかを確認し、納得のいく内容であれば契約に進みます。見積もりが予算を上回る場合は、プランの一部を見直すことも検討します。
工事請負契約の締結
見積もりに納得したら、正式な工事請負契約を結びます。この契約には、建物の完成時期や保証内容、支払条件などが含まれています。契約内容をしっかり確認し、不明点や疑問は事前にクリアにしておくことが大切です。
STEP 6:地盤調査と地盤改良工事
地盤調査の実施
工事に先立ち、建築予定地の地盤を調査します。地盤の強度が建物の耐久性に影響を及ぼすため、地盤が弱い場合は改良工事が必要です。
地盤改良工事
調査結果に応じて、地盤の強度を確保するための工事を行います。地盤改良には、砕石を敷き詰める方法や、杭を打ち込む方法などがあり、土地の状態に合わせた施工が行われます。
STEP 7:建築確認申請と許可取得
申請書類の準備
設計士が建築確認申請書を作成し、行政機関に提出します。建築基準法に基づいた審査が行われ、必要な手続きを経て建築許可が下ります。
許可取得と工事準備
許可が下りたら、いよいよ着工準備に入ります。許可取得には通常、数週間から1カ月程度かかるため、スケジュールに余裕をもって計画を進めます。
STEP 8:着工前準備
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近隣への挨拶
工事開始前には、近隣住民への挨拶が欠かせません。施工会社とともに、工事のスケジュールや騒音、振動に関する説明を行い、事前に配慮を伝えます。地域の理解を得ることで、スムーズな工事進行が期待できます。
地鎮祭
多くの方が地鎮祭を行います。地鎮祭は土地の守護と工事の無事を祈る儀式で、神主を招き、工事関係者とともに行うことが一般的です。地鎮祭は必須ではありませんが、特に安全を祈願したい方や伝統を重んじたい方におすすめです。
STEP 9:基礎工事
基礎工事の役割
基礎工事は、建物を支える重要な工程で、住宅の耐久性や耐震性に直接影響します。コンクリートの基礎が建物を支え、地震や台風などの災害から守るため、施工精度が重視されます。
配筋検査
コンクリートを流し込む前に、鉄筋が適切に配置されているか確認します。配筋検査は、建築基準に適合しているかを確かめるもので、設計図通りの強度が保たれているかを確認する大切な工程です。
STEP 10:建方工事・構造工事
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建方(上棟)と上棟式
基礎の上に柱や梁を組み立て、建物の骨組みができる段階が「建方工事」です。骨組みが完成した段階で「上棟式」を行うことが一般的で、関係者で完成までの安全を祈願します。
構造工事と耐震性の確保
構造工事では、外壁や屋根などの建物の強度に関わる部分が完成します。特に耐震性が重要視される三重県の建築では、建物の揺れを抑えるための補強が施されます。
STEP 11:内装・外装工事
内装工事
内装工事では、断熱材、内壁、床、天井、電気配線や配管が設置されます。断熱材や防音材は、快適な生活環境の基礎となるため、耐久性や気密性の確認も行われます。
外装工事
外装工事では、外壁や屋根の仕上げを行い、建物の見た目と防水性が完成します。外装工事の選択肢には、耐久性や防水性を考慮した素材を採用し、長期的に美しい外観が保たれるように施工します。
STEP 12:電気・ガス・水道の接続工事
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ライフラインの接続
建物に電気、ガス、水道を接続し、生活に欠かせないインフラが整います。コンセントやスイッチ、照明などもこの段階で設置され、居住するための準備が整えられます。
機器の動作確認
設備が設置されたら、実際に機器が問題なく動作するかを確認します。水道の流れや電気の点灯、ガスの安全確認など、住む前にすべての設備が正常に稼働するかをチェックします。
STEP 13:完了検査・竣工検査
完了検査
完了検査では、役所が建築基準に基づき検査を行い、建物が法令に適合しているかを確認します。この検査を通過しないと、建物として使用できないため、重要なプロセスです。
竣工検査
竣工検査では、施工会社と一緒に建物全体を確認し、仕上がりの不備や不具合がないかをチェックします。壁や床、設備などを一つひとつ確認し、必要であれば補修や調整を行います。納得のいく仕上がりが確認されたら、次の引き渡しのステップに進みます。
STEP 14:引き渡しと入居準備
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鍵の引き渡し
建物が完成し、最終確認が完了したら、いよいよ鍵の引き渡しです。引き渡しの瞬間は、家づくりの集大成といえるでしょう。この後は引っ越し準備を進め、家具・家電の搬入や必要な引っ越し手続きを行います。
住民票やライフライン契約の変更
引っ越しの際は住民票の住所変更や電気・ガス・水道の契約手続きを行い、新しい生活に備えます。生活が始まるまでに必要な手続きが完了するよう、スケジュールを組んでおくと安心です。
STEP 15:アフターメンテナンス
定期点検
入居後も長く快適に住めるよう、1年目や2年目などに定期点検を受け、住まいの状態を確認します。小さな不具合があれば早めに対処することで、将来のメンテナンス費用を抑えることができます。
メンテナンスの重要性
建物は日々の生活で徐々に劣化していきます。定期的なメンテナンスや点検を行うことで、住まいの安全性や快適性を保ち、資産価値を維持することができます。HARMONYでは、お客様の大切な家が長持ちするよう、サポートを継続しています。
家づくりは大きな決断であり、準備から完成まで多くのステップが必要です。HARMONYでは、三重県での家づくりをスムーズに進められるよう、細かなアドバイスとサポートをご提供しております。お客様が納得のいく家づくりを実現できるよう、一緒にお手伝いさせていただきます。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
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