家づくりのSTEP シリーズ⑦:建築確認申請と許可取得
こんにちは、株式会社HARMONYの山本航聡(やまもとこうそう)です。家を建てる際には、「建築確認申請と許可取得」が欠かせません。日本では、住宅建設を行う際、建築基準法をはじめとする法律に沿って建物が建てられているかを確認する手続きが義務付けられています。これによって、構造的な安全性や防火性能、環境に配慮した設計がなされているかを確認し、安心して暮らせる住まいを実現します。この記事では、建築確認申請の概要から手続きの流れ、HARMONYが提供するサポートについて詳しくご紹介します。
1. 建築確認申請の概要
建築確認申請とは:建築確認申請は、新築や増改築などの建物工事を行う際に、建物が法律や条例に適合しているかどうかを第三者機関(確認検査機関)によって審査してもらうための手続きです。
必要な理由:この申請によって、建築基準法や消防法、都市計画法、建物の安全性・耐震性など、さまざまな基準に適合しているかが確認されます。これにより、住まいの安全性と地域の調和を図ることができます。
2. 建築確認申請が必要な建物
新築住宅:ほとんどの住宅では建築確認申請が必要です。特に、延べ面積が10㎡を超える建物は申請が必須です。
増改築・リフォーム:増築や大規模なリフォームも、建物の構造や用途を変更する場合は申請が必要となります。
用途変更:住宅から店舗などに用途を変更する場合も、建築確認申請が必要です。
3. 建築確認申請の流れ
必要書類の準備:設計図面や構造計算書、配置図、敷地の地盤調査結果など、建物に関する詳細な資料が必要です。HARMONYでは、設計士と連携して書類作成をサポートします。
申請書類の提出:必要書類が揃ったら、指定の確認検査機関に申請書を提出します。確認検査機関は、法令に基づいて建物が適正かどうかを審査します。
審査と修正:提出した設計図や資料が法令に適合していない場合、修正指示が出されることがあります。設計士と協力し、必要な修正を行います。
確認済証の発行:審査に合格すると「確認済証」が発行されます。この確認済証が発行された段階で、初めて建築工事が許可されます。
4. 建築確認申請に必要な書類
建築確認申請書:基本的な申請内容を記載する書類です。
配置図:敷地内での建物の配置や、隣接する道路や土地との関係を示す図面です。
平面図・立面図・断面図:建物の各階の構造や寸法、建物の形状を表す図面です。
構造計算書:耐震性や構造安全性を証明するための計算書で、耐震等級3を取得する場合などに提出が求められます。
地盤調査報告書:地盤の状況を示す書類で、必要に応じて地盤改良工事の計画も含まれます。
5. 審査内容と確認ポイント
建築基準法の適合確認:建物の高さや延べ床面積、建ぺい率や容積率など、各基準に適合しているかを確認します。
耐震性の確認:日本は地震が多いため、建物が耐震基準に適合しているかが審査されます。HARMONYでは、すべての住宅で耐震等級3の取得を標準仕様としています。
防火性能の確認:建物の防火性能や周辺環境の防災計画に適合しているかを確認します。特に防火地域や準防火地域では、防火扉や耐火壁の設置が義務付けられることもあります。
環境保全と設備確認:排水設備や、周辺地域との調和を図るための緑化計画など、環境面での配慮も求められます。
6. 確認済証の取得と工事着手
確認済証の発行:審査に合格すると、建築確認済証が発行されます。この確認済証があることで、建物の工事を着手できます。
工事開始の届出:確認済証を受け取った後、工事着手前に再度必要な手続きを確認し、関係機関に工事開始を届け出ます。HARMONYでは、各手続きの進行管理を行い、スムーズに着工できるようサポートしています。
7. 建築確認申請の注意点
手続きにかかる時間:建築確認申請の審査には、一般的に数週間から1ヶ月程度かかることが多いです。繁忙期や審査内容によってはさらに時間がかかる場合もあるため、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
修正指示への対応:審査中に修正が必要となることも多いため、速やかに対応することが求められます。HARMONYでは、迅速な対応ができるよう、設計士と連携してサポートしています。
HARMONYのサポート内容
HARMONYでは、お客様が安心して家づくりを進められるよう、建築確認申請に関する以下のサポートを提供しています。
必要書類の準備と作成:HARMONYの設計士が申請に必要な書類や図面を作成し、適切な内容で申請が進められるようにサポートしています。
申請手続きの代行:確認検査機関への申請や、審査で求められる修正対応もHARMONYが代行し、お客様が手続きに不安なく進められるようお手伝いします。
確認済証の取得サポート:申請が無事に完了し、確認済証が発行されるまで進行管理を徹底し、スムーズな工事開始を目指します。
最新の法改正に対応:HARMONYは、2025年4月に予定されている4号特例の縮小に備え、構造計算や性能評価を標準で行っています。法改正による影響を受けないよう、常に万全のサポート体制を整えています。
建築確認申請と許可取得は、安心して住める家づくりを実現するために欠かせない手続きです。HARMONYでは、三重県で新築を検討中のお客様に対し、最新の法規に対応しながらサポートを提供し、信頼できる家づくりをお手伝いしています。ご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
株式会社HARMONY
山本航聡(やまもとこうそう)
お問い合わせはこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?