「結婚式場で“裏プラン”を引き出す!誰も教えてくれない3つのテーブル・トーク」
「そろそろ挙式と披露宴の会場を決めたいけど、見積もりが高くてビックリ…」
「豪華にしたいけど予算オーバー。何かうまい交渉術、ないのかな?」
多くのカップルが最初にぶつかるのが、結婚式場の“見積もり交渉”です。素直に「こんなプランはいかがですか?」と提示されるまま契約すると、いつの間にか数十万円も予算がオーバー…なんてことも。
しかし、実はウェディングプランナーさんに上手に質問すると、「えっ、そんなプランもあったの?」という裏メニューや隠れた割引を出してもらえる可能性があるんです。今回は、元式場スタッフMさん(女性・28歳)の実体験と、プランナー友人からの裏話をもとに、**“3つのテーブル・トーク”**をこっそりご紹介しましょう。
◇ プロローグ:元式場スタッフMさんの回想
Mさんは以前、有名ホテルのウェディングプランナーとして3年間働いていました。そんな彼女がある日、知人カップルからこんな相談を受けます。
Mさんはその見積もりを見て、心の中で「いや、絶対まだ下がる余地あるよ…」と感じたといいます。そこで彼女がアドバイスしたのが、以下の3つの質問(通称“テーブル・トーク”)。すると、そのカップルは結果的に総額70万円以上もコストダウンできたそうです。
1. 「実は、時期や曜日の調整は可能なんですが…」
● なぜ効くのか?
結婚式場は、土日祝の“大安”や“友引”は予約が殺到します。逆に平日や仏滅の日は空きが多く、式場側としては埋めたいんですね。しかも、シーズン(6月のジューンブライドや10月の人気シーズン)以外は客数が少ないため、式場が値引きや特典を付けやすいのです。
● Mさんの解説
「たとえば、11月の土曜は高いけど、11月の仏滅の金曜日なら割引プランが用意されている可能性がありますよ。“時期や曜日、こっちも柔軟に動かせるんですが…”と相手に伝えるだけで、プランナー側から“実は○○だと割引が…”という話をしてくれることが多いんです。」
2. 「式当日の映像とかアルバム、別の業者に頼む予定はダメでしょうか?」
● なぜ効くのか?
式場やホテルには提携業者(写真、動画、装花、ヘアメイクなど)があり、そこから利益を得ているケースがほとんど。「外部持ち込み料」として追加料金を取られる場合もありますが、実は“相談次第”で持ち込み料を下げたり無料にしてくれることも。もしくは式場内業者が料金を下げてくれることもあるという裏事情です。
● 体験談:カップルTさんの場合
映像プラン(当日撮影+ダイジェスト編集)で25万円と提示された
「友人にカメラマンがいるので、そっちに頼むかも…」と言ったら、プランナーが「持ち込み料2万円かかりますが、映像プラン17万円にできるかもしれません」と提案してきた
結局、合計で6万円ほど安くなった
● ポイント
あくまで「他社に頼みたい気持ちもあるんですが、御社の提携プランがオトクならそちらでもいいですよ」という柔らかいアピールが有効。強引に「こっちの業者使うから絶対に値引きして!」ではなく、「比較検討してるんです~」くらいでOK。
3. 「この演出とかオプション、削るところがあれば教えていただきたいです」
● なぜ効くのか?
結婚式の見積もりには、**実はいろんな“演出”や“オプション”**が“標準的”という名目で入っていることが多いんです。たとえば
“エンドロール演出”
“当日の生演奏”
“フラワーシャワーの量”
“ウェルカムドリンクの種類”
“挙式場の装飾の一部”
プランナーの側も、こだわる方には全部入れてあげたい気持ちがある反面、要らない人には削ってあげてもいいと思っているもの。だけど、プランナーからは積極的に“削りましょう”とは言いづらい。
● Mさんの解説
「実はプランナーに“ここは予算を抑えたいので、優先度が低いものを削ってもいいと思うんですがどうでしょう?”と聞いてくれると、案内しやすいんです。こちらから“削りませんか?”って言うと“ケチなプランナー”みたいに思われるのが怖いですから(笑)。
特にフラワーシャワーの量や卓上花のグレードは、ちょっと下げるだけでも数万円安くなることがありますよ。」
◆ 最後に:カジュアルに相談してみるだけで、意外に大幅コストダウン
結婚式場のプランナーさんは“サービスを売る”立場だけれど、同時に新郎新婦に満足してほしいという思いも強い仕事です。だからこそ、**「時期や曜日は合わせられますが何か特典ないですか?」**と聞いたり、「**このオプションは必須ですかね…?」**とカジュアルに相談するだけで、案外いろいろな提案が出てくるんですね。
平日ならランクアップ料理が無料になった
装花を少し落としても十分華やかだった
映像プランを少し妥協したら“持ち込み料”含めても安かった
シーズン外や仏滅日で日程OKならそもそもプラン割引率が高かった
こういった“裏メニュー”は、プランナーさんだって教えたいけど、なかなか言いづらい。だからこそ、あなたから「交渉」というより“相談”モードで、一歩踏み込んで聞いてみるのが大事です。
● 読者へのメッセージ
結婚式の費用は、気づけば数百万レベル。人生一度のイベントを最高の形で挙げたい…と思いつつも、ムダな出費は削りたいですよね。もし少しでも予算を抑えたいなら、今回の3つのテーブル・トークを試してみてください。
「日時は融通が利きますが、もし安くなるなら…?」
「映像やアルバム、外部業者も考えていて…」
「この演出やオプション、抑え目にすることはできないですか?」
ほんのひと言で、総額が数十万円変わる可能性も。大切な日を、“少しお得に・でも満足いく形”で実現しましょう。