kosholab

教員。元古本屋店員。

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教員。元古本屋店員。

最近の記事

朝日新聞「シェア型本屋」

朝日新聞で「シェア型本屋」で検索をかけたところ、17件のデータがありました。2021年には、「ひと箱の本屋さん」という特集が組まれていたことが分かりました。毎年秋にはマスメディアで本の話題が取り上げられることが多いと思いますので、今年も記事が載るかもしれません。新聞社によって、「一棚本屋」「シェア型本屋」様々な呼称があるかもしれません。ちゃんと調べていませんが。 2023年05月04 (本と暮らす:6)65人の書店主、並べた愛と夢 横浜・馬車道「LOCAL BOOK STO

    • 現代に生きるノマド

      「のまど」。西荻窪北口のバス通り沿いにあった新刊本屋。 ノマドという名から連想される通り、旅(というか移動か)がテーマの書店でした。入って右側に海外旅行に関する本が地域別に置かれていました。 左側は、日本国内に関する本がやはり地域別に置かれています。沖縄に関する本が目を引きました。川崎の地域問題に関する本もあり、観光的な移動をすることだけではなく、共同体的なものとのつながりを失ってしまう都市住民も「ノマド」というくくりなのだろうと思いました。 みんながノマド。体も心も移動しな

      • 本の長屋

        一棚本屋。高円寺北口、沖縄料理屋の抱瓶の先(抱瓶ってまだあるよね)。 置いてある本は真面目な社会科学の本が多いです。新刊本と古本と手製の雑誌みたいなのと、あと高円寺のレトルトカレー。2階は寄り合い所になっているようです。ここでたぶん読書会をやっているのでしょう。 8月は沖縄フェアをやっているということでしたが、中央のアンティークなバルボスレッグのテーブルの上にありました。このテーブルと同じような感じの椅子があって、店全体がアンティークな雰囲気を醸し出しています。沖縄を扱う「Z

        • コロナ明け、本屋へ行ってみたら、本を置いていなかった。

          コロナ明け、本屋へ行ってみたら、本を置いていなかった。 最近アマゾンと日本の古本屋ばかり利用していて、たまに本を買いに行くのは東京駅の丸善くらい。久々にいろいろな独立系の書店へ行ってみたら、どこもセレクトショップになっていた。神保町の東京堂書店も書店員のセレクトを前面に押し出しているように思えた。 そうこうするうちに、熱心な読者たちは、「一棚本屋」に参加するようになっていた。棚板一枚の小宇宙にリアルワールドの「User Generated Contents」が展開されている。