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You are what you eat.

こんにちは、胡翔です。
You are what you eat.
という言葉を聞いた方も多いと思います。
あなたはあなたの食べたもので出来ている。
という意味ですが
これは世界にスローフードを普及させ、
アメリカで最も予約が取れないと言われる西海岸にあるレストラン
「シェ・パニース」のオーナーでもある
アリス・ウォータースさんの言葉です。
確かに、私たちは自分たちの食べたもので筋肉を作り、血をつくり
生きていますね。
そしてそれは同時に心も作っているのです。
食べるものは人の心も変えてしまう、そして心が変わることにより
運気も変わっていくのです。

図書室シェルターの高校生たち

過去にパソコンのインストラクターとして
都立高校に派遣されたことがありました。
そこで担当の先生が図書の担当だったこともあり、私は職員室と同時に
図書室にもデスクを用意してもらうことができました。
お昼は図書館の司書をしている方と一緒に食べていたのですが
なんと授業時間でも常に生徒たちが数名いるのです。
それもほぼ同じメンバー。
「どうして?」
と司書の方に聞くと
授業に出たくない生徒が行く保健室には怖い生徒がたむろしているから
図書室は、保健室投稿が出来ない、でも、授業に出たくない
という生徒の溜まり場になっているというのです。
みんな大人しそうで穏やかな子ばかり・・・に見えました。

そのうち親しくなって来たので話すと
その大半の生徒が親の作ったご飯を食べていないというのです。
お金を与えられて、コンビニで買って夕食を済ませるのだとか。

信じられませんでした。

思春期に入って、親と一緒に食事をしたくない時期は私もありました。
でも、親の作ったご飯は当たり前だと思って食べていました。
それに、季節ごとの家庭料理は今思えば本当に美味しかった。
実質的な会話は無くても、同じ竃のご飯をいただくことは心の底にしっかりした絆の糸を繋いでくれているということがわかったのはその時でした。
そして、一見穏やかな図書室登校をしているこの子たちも
色々なことに悩んで、壁にぶつかって、でも受け止めてくれる人がいないのだと思うとたまらない気持ちになりました。

そんな時代になってしまったことをただただ嘆きました。

たとえ白いご飯とふりかけだけでもいい。
食べる時間が違ってもいい。

おうちのご飯をみんなが食べられたら
心の安定剤になるのではないかと思うのです。

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