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貧乏という言葉の響き
『貧乏』
イヤな響きですね。
できれば使いたくないし、聞きたくもない言葉です。
そもそも貧乏なんてのは、相対的でしかはかれないもの。
たとえば僕たちは日本人。日本人でいるだけで世界的には裕福な方だ。
しかし、そんなものを理解している人はごくわずか。
海外を旅しまくっている人なら日本人が裕福だってのを肌で感じることができるのでしょうけど、まぁほとんどの人はそんなのわからない。
じゃあ日本人は誰と比べて自分の裕福度を測るかってもちろん近くの日本人ですよ。
身近な人もそうだし、SNS上でも比べてしまいますよね。
それで自分の現在地をはかって比べる。
そして自分がどの位置にいるかを把握して、金持ちか貧乏かもしくは普通くらい、と判断する。
ほとんどの人は『普通』と思いたいですよね。
「ちょっと経済的にはきついかもしれないけど、みんなそんなもんだよね…」
なんて言って、普通くらいだと思いたいんです。
僕もそうです。
多分日本人同士で比べるなら、低収入世帯になってしまうのだろうけど、それでもこれが『一般的な日本人の経済状況』だと思いたいんですよね。
最近4歳の息子が通っている幼稚園で一番親しくしている友達に『貧乏』と言われてきたと帰ってきた。
…いやですね。
すごく嫌です。
なんだろう、『バカ』とか『アホ』とかいう言葉よりもすごく心がざわつく言葉です。
もちろん、その友人が僕の家の経済状況を知っているはずがないのだから、適当に言った言葉なのは間違いない。
「そんな言葉を使う友人と親しくしないでほしい!!」
というのが本音ですが、どうやらその子が一番息子と親しくしている子らしい。
それを親が嫌だからと言って引き離すのもなんか違う。なによりそれでも息子はその子と遊ぶのが楽しくて仕方ないみたいだから。
なんかね、こんな時思うんですよ。
だったら金持ちになってやるよ!とかね。
でもね、そんなラットレースに巻き込まれたらそれはそれでしんどいんですよね。
年収1000万なら金持ちですか?…いや、そんなのは年収1億からしたらたいしたことない。
1億の人は10億に比べたらたいしたことないし、これが永遠に続くわけだ。
…でもしかしな、お金を稼ぎたいと思うのは悪ではないですよね。
少し貪欲になってもいいのかな。息子が馬鹿にされないくらいに。
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