見出し画像

「あたし、つまんなーーーい!!」←めちゃくちゃ腹立つ理由

「面白くなかった!」

5歳の息子がよく使う言葉だ。
一緒に遊んだあとや、単純に自分の思い通りにならなかったときに、この言葉をよく使う。

そんな息子がこの前、幼稚園でサッカーをしたらしい。

「へー、サッカーか。息子はサッカーをして楽しかったのかな?」

という単純な興味で聞きました。

「楽しかった?」と。

そんで息子の返しがこう。

「負けたから面白くなかった!」

…うん、そうか。
確かに。負けたら面白くはないかもしれない。

だけど、なんか違うな、と。
この場合の「面白くなかった」という言葉のチョイスは確実に違う。

一応聞きました。

「サッカー自体は楽しかった?」
「ボールをけるのは楽しかった?」

とか、聞いたんですけど、息子は「負けたから面白くなかった!」の一辺倒でした。

…うーーん、これはよくないです。その答えは損をします
そんで僕が彼に伝えたのは、

「面白くなかった」ではなく、「悔しかった」にしよう。

という代替案でした。
息子はすぐに言い換えてくれました。よかった。



そもそも、どうして『面白くなかった』という言葉はだめなのか。
どうして損をするのか、です。

僕が思うに『面白くなかった』という言葉には、

人のせいにしている

という意味合いが含まれているように思えるから。

たとえば、今回の息子の件、サッカーをして負けたことで『面白くなった』という言葉を使うとどうなるか。
仮にサッカーで負けた人がこの言葉を使っていたら、一緒にプレイした人及び、周りがどう思うか。

「…知らんがな!」

の一択で間違いない。

そんでその裏には、

(なんだよこいつ、めんどくせぇ…)
(そんなこと言われても困るし…)
(なんかこいつとサッカーするの嫌だな…)
(ん?じゃあわざと負けろってことか?あ?)
(こいつと遊ぶのつまらないな…)

なんて気になってもおかしくない。

他責になります。
『面白くなかった』という言葉には他責を感じます。

僕もたまに息子にこの言葉を使われる時がありますが、すごくガッカリする。
どうしてガッカリしてしまうか。

口にはしませんが、その裏には、

「せっかく遊んであげているのに!」
「そうか、もっともっと息子を楽しませなきゃいけないのか…」

なんていう、いろんな感情が出てきて、結果ガッカリしてしまう。
だから、よくないです。損をします。



「あたし、つまんなーーーい!!!」

っていうやつってむかつきますよね。
どっかのお嬢様が言ってそうです。

いやいや、お前が世界の中心じゃないから、と。
なんでお前がつまるかどうかをいちいちこっちが気にしてなきゃいけないのか、と思います。

面白くない。

こんな単純な言葉ですが、使いようによってはヘイトを集めることになるので要注意ですね。


いいなと思ったら応援しよう!

コーシロー
サポートされると、僕が喜びます。僕が喜ぶと、文章のノリがポジティブになります。