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巷にあふれる「じゃあ聞くなよ」って二択について
「じゃあ聞くなよ!」
って思うことありますよね。
「ねぇねぇ、こっちとこっち、どっちがあたしに似合うかな??」
「…えーと、こっちかな?」
「えー??!!あたし、こっちの方が好き!」
聞くなよ。
聞いてくれるんじゃないよ。
なぜ聞くのか。
なぜあなたの中で答えが決まっているものを、私に聞くのか。
聞くのはいいんです。
アドバイスをもらうために聞くってのはいいんです。
ただ、あなた、聞いたんだから。
アドバイスをして欲しいというギブを求めて、それにこちらが(わざわざ)答えたのだから、それを否定するのは、お門が違うじゃないの、と。
なんでこちらが(わざわざ)ギブしたのに、それを否定されて嫌な気持ちにならなくてはいけないの、と。
ギブしてあげた人はあなたに時間を使ったんです。
別に自分には関係ないようなものに、わざわざ自分の頭を使って、答えたんです。
だから聞いた人は少なくとも、アドバイスをくれた人に対して恩を返す責任があると思うんです。
いやね、恩着せがましいな、と思う人もいると思います。
僕も正直恩着せがましいな、と思います。
だからですね。
アドバイスを求めて、それを聞いたのなら、そのアドバイスをくれた人が嫌になるような態度をとっちゃいけないと思うんです。
プラスで返せとは言わん。
プラマイゼロでいい。
ただ、マイナスで返すのはお門が違うじゃない、と。
ついさっきそんなことがありました。
会社の同僚から、
「こっちとこっち、どっちがいいかな」
という、本来なら女子とワキャワキャするための、楽しい二択です。
しかし、今回の件はそんなワキャワキャとは程遠い、40代が聞かれた、30代後半からの二択です。
もちろんお互い、男です。
聞かれたので僕は答えたわけです。
そんで、それに満足しなかったのか、その人は他の人にも聞きました。
その言葉が、
「そうですよね!僕もそっちだと思ったんですよ!!」
って言葉だった。
いや、それ、僕の目の前でよく言うな、と。
僕は聞かれたから(わざわざ)自分に時間と脳を使ってそれに答えたのに、その仕打ちがこれか、と。
別にいいんです。
別に僕の意見を取り入れて称賛せよ!なんていう気はない。
そのアドバイスに不満ならそれはそれでいいんです。
だけど、その不満を僕にぶち当てないでほしいな、と思ったわけです。
アドバイスを求めている人に、アドバイスをするって要は、一つプラスを上げているわけです。
それが相手にとってプラスにならなくても、アドバイスをする方は、プラスを与えている。
言い換えれば、プラスを上げた方は、プラスを上げているので、実際マイナスです。
この場合のマイナスがなにかって、アドバイスを与える時間と、それを考える脳です。要は体力ですよね。
アドバイスを求めている人に、アドバイスをする。
その時点で、自分のプラスを与えているってことです。なので、マイナス1。
そんで、そのアドバイスをした相手が、恩を仇で返すような仕打ちをすると、さらにマイナス1。
これで、計マイナス2です。これはひどい。
あげるのが嫌なのではない。
アドバイスをするのが嫌なのでもない。
しかし、せめてアドバイスを求めて、された側はその相手に不快な思いをさせてはいけないだろう、と。
そんなことを思った次第でございました。
まぁね、もしかすると自分もそうやって、知らず知らずに恩を仇で返しているかもしれない。
気をつけよう。
お疲れ様でした。
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