子供に優しい=自分のことしか考えてないのかもと思った話
こんにちは、息子に嫌われたくないコーシローです。
先日家族とお出かけしてきました。
お昼ご飯はなににしようか。
なんて話をしていたとき、3歳になる息子が、
「ラーメン食べたい!」
と言い出したのでラーメン屋さんに行くことに。
しかし、ラーメン屋は運悪く休み。
そこで妻は息子にラーメンは諦めて、別のものを食べようと言ったのですが、息子はラーメンを諦めきれない。
「ラーメンじゃなきゃ嫌だ!!」
と言い出して聞かなくなった。
しかし、近くにラーメン屋さんはない。
妻は息子にラーメンは諦めるよう説得を試みていました。
ラーメンを食べたいとグズる息子、諦めるよう説得する妻。
間にはさまれた僕がどうしたか。
息子の要望を聞いて、改めてラーメン屋さんを探すことにしました。
息子は喜んでいましたが、妻は若干不機嫌に。
妻には申し訳ないと思いましたが、僕は出来るだけ息子の要望を聞きたいんです。
なので、自分で言うのもなんですが、はたから見れば僕は『優しいパパ』という分類に入るのでしょう。
しかし、これってどうなんだ?
息子の要望を全て聞くことは、本当に息子のためなのか。
そして、僕は息子のために優しくしていると思っていたのですが、
『自分のために息子に優しくしてるんじゃね?』
なんてことを思ったんです。
自分が息子に嫌われたくないないだけで、息子の為になる行動ではないのではないか。
であれば、どうするか。
解決策を考えなくてはいけないんです。
子供の要望を全て聞くことは子供の為にならない
子供の要望を全て聞いていても、それは子供の為にならないのではないか。
なぜなら、この世界は自分の思い通りになることの方が少ないから。
小さい頃に、
「この世界は全て自分の思い通りになるんだ!」
なんてことを思い育った子供が、いざ大きくなり、思い通りにならないことがあったらどうなるか。
世界に嫌気が指すのではないか?
少し極端な考えというのは百も承知ですが、あまりにも小さい頃に望みを叶え過ぎていると、この厳しい現実に対する免疫力がなくなってしまうのではないか、なんてことを思ったんです。
であればどうするか。
解決方法は2択。
我慢を覚えさせる
自分で解決策を考えてもらう
この2択です。
では、一つひとつ掘り下げて考えてみることにします。
解決①我慢を覚えさせる
解決方法①、『我慢を覚えさせる』
前述したとおり、この世界は思い通りになることの方が少ない。
ならばどうするか。
『我慢』
という方法が最初に思い付くわけです。
思い通りにならないことは、我慢するのが一番簡単な解決策です。
たとえば、冒頭でのラーメンの件をあげると、息子にはラーメンを我慢してもらうのが手っ取り早い。
我慢が出来るかどうかは置いておいて、思い通りにならない時は『我慢』すれば大体解決します。
しかし、この『我慢を覚えさせる』には多少の不安もある。
それは、自己主張が出来ない大人になってしまうのではないかという不安です。
なぜなら、小さい頃から我慢ばかりしていた子供は我慢が普通になる。
「自分はこうしたいけど、ここは僕が我慢すれば解決するよな…」
なんてことを思い、常に我慢をし自己主張が出来ない大人になってしまうかもしれない。
なので僕個人としては、この『我慢を覚えさせる』はなるべく使いたくない方法です。
しかし、なんだかんだ言っても多少の我慢はしなくてはいけない時は必ずあります。
なので、我慢は覚えさせなくてはいけません。
解決方法一つ目は『我慢を覚えさせる』です。
解決②自分で解決策を考えてもらう
解決方法②『自分で解決策を考えてもらう』
これです。これが一番の解決方法です。
なぜなら、この『自分で解決策を考えてもらう』という方法は、自己効力感に繋がるから。
自己効力感とは、『やればできる!』という力のことです。
この自己効力感が強ければ、理論上できないことなんてない。
自己効力感はこの厳しい現実を生き抜く上で必須です。
先程のラーメンの件をまたまた例にあげます。
お目当てのラーメン屋さんは休み。
まずこれを息子に受け入れて貰うところからスタートしなくてはいけない。
ではどうするか。
違うラーメン屋さんを探す
諦めて別のものを食べる
の2択です。
もちろん息子の要望は1の違うラーメン屋さんを探す、です。
この2択をまず、息子に選んでもらわなくてはいけない。
もちろん、この選択肢自体を考えてもらうのが一番ですが、僕の息子は3歳。
さすがにそれは難しい。
なので、2択の質問を投げかけるところから始めるのがいいのではないかと思います。
1の『違うラーメン屋さんを探す』
を選んだ息子が次に考えなくてはいけないのは、どこにラーメン屋さんがあるか、です。
もちろんこれは3歳児には無理。
なので、少しの手助けを。
ラーメン屋さんがありそうな大通りに連れていき、息子にラーメン屋を自分の目で探してもらうんです。
この場合、親である僕が最初にラーメン屋さんを見つけてしまっても、見つけたことを息子に伝えてはいけない。
もういっそのこと、ラーメン屋さんの前まで連れていってしまって、ここがラーメン屋さんだと気付いてもらったっていい。
あくまで、最終的にラーメン屋を探すのは息子にしてもらわなくてはいけないんです。
「自分でラーメン屋さんを見つけられた!」
という自信は必ず息子の自己効力感に繋がるはずです。
ということで、解決方法2つ目は『自分で解決策を考えてもらう』です。
要望を叶えさせる手助けを
親が子供にしてあげられることは、
『要望を叶えてやる』
ことではなく、
『要望を叶えさせる手助け』
です。
僕は息子がワガママに育っても問題ないと思っています。
なぜなら息子には、自己主張を貫きそれをやり抜く力を育てて貰いたいから。
偏見ですが、自己主張が強い人って、小さい頃はワガママな子だったんじゃないかと思うんです。
自分のワガママをなんとか叶えたいが為に、ありとあらゆる方法を試してみる。
そんな人が論理的に自分のワガママを貫けるようになること。
それが自己主張が強いということなんじゃないかと思うんです。
僕は息子に自己主張ができる人間になってほしい。
だからこそ、要望を叶えさせる手助けをしてやりたいと思うんです。
小さい子供をもっている人は、要望を叶えるばかりではなく、叶えさせる手助けを重視してみるのはどうでしょう。
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無事ラーメン屋さんを見つけた息子はめちゃくちゃ美味しそうにラーメンを食べていました。
妻は不機嫌そうでしたが、それはそれでいいんじゃないかと思う1日でした。
では、ありがとうございました!
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