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仕事を真面目にやるのってカッコ悪いと思っていた
仕事なんて真面目にやるものでもないと思っていた。
仕事なんて真面目にやればやるほど、なんかカッコ悪いものだと思っていた。
どうしてですかね。
多分仕事をしている自分は、実は本当の自分ではなくて、どこか別の時間軸の違うパラレルワールドかなんかに、本当の自分がいると思っていたからかもしれないですね。
簡単にいえば、『今の自分は本当の自分じゃない感』ってやつです。
しみったれた今の仕事をしている自分は本当の自分じゃなくて、本来の自分は輝かしい人生を送っているはずなんだ感、と言ってもいい。
だから、仕事なんてその最たるもの。
こんな仕事をしている自分は偽物で、本当の自分が未来に待っているんだ、と。
未来なんて果てしない者でもなくて、思っているのは近未来。
近未来(3年後とか)に本当の自分の人生があるんだ、ってやつです。
しかしね、そんな輝かしい未来なんてのはいつまで待っていても来ないです。
待機状態でただただ待っているだけの人間に、神様は微笑んでくれません。
異世界転生なんて絶対にないし、一発逆転で事業に成功するなんてこともない。
もっとハードルを下げても、転職して超絶ハッピー、なんてことも多分少ないです。
なんでかって、現在をないがしろにしている人間にそんなものはやってこないから。
かなーりハードルを下げている、転職して超絶ハッピー、なんてのも今の現実をないがしろにしていたら訪れる未来ではないんだろう。
そりゃね、確率的にはないわけではないけど、確率は低いです。
仮に一大決心で、今のそんなにやる気も出していない職場から転職しても、結局同じです。
転職先でも同じことを思って、結局死ぬまで天職探しをして終わりです。
どこかで認めなくてはいけない。
お前はこんなもんなのだ、と。
夢見ちゃいけないわけではないけど、今の時点の自分を受け入れて、そこでどうにかこうにか頑張るしかない。
輝かしい未来があるとしたら、今の泥臭い人生をもがいてあがいた先にしかない。
結局今をどうするかにかかっているのは間違いない。
だから、仕事も一生懸命にやるしか方法はなくて。
今を必死にあがいていないと、向こう岸には絶対にたどり着けなくて。
多くの人は沈んでいるその場で誰かに助けてくれることを望んでいて。
しかし、ただ沈んでいるだけでは助けてくれる人はいない。
ただ沈んでいるだけの人より、足掻いている人間の方が目立つ。
足掻いていたら、急に泳げるようになるかもしれない。
自分で泳げるようになったら、向こう岸にたどり着くことは容易になって。
そうやって向こう岸に容易にたどり着けるようになったら、あれ?どうして自分はこんな場所で沈んでいたんだろうと気付けるようになる。
ようやく人生がわかってきた気もする。
少し遅いかもしれないけど、まぁ、今知れてよかったことにしよう。
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