同僚が亡くなったので
同僚が亡くなった。
がんの治療で1ヵ月前に入院していた同僚が今日突然亡くなった。
同僚とはいえ、その人は65オーバー。年齢的には早いが、若いとも言えない年齢だ。
こんな時どんな感じでいればいいのかわからない。
人によっては今自分ができることに取り組むという人もいるだろう。
自分ができることって何かって、
お悔やみの準備
礼服の準備
会社での手続きの準備
なんて様々だろう。
やらなくてはいけないのはわかるんだが、これを秒でやれる人ってどうなのかな、とか思ってしまう。
会社の手続きやらはしょうがないですけど。
いや、それはそうなのだけど、どうなのかな、と。
もちろん準備をしなくてはいけないし、やることはやらないといけない。
だけど、なんかそうなのかな、と。
そりゃそうなんだけど、それでいいのかな、と。
理論で考える人はこんな風に動けるでしょう。
だけど、こういった時に必要なことってどちらかというと、感情の方ではないかと。
感傷に浸れっていう強制ではないのだけど、ちょっと情緒のかけらもないんじゃないかな、と思ってしまう。
でも、実はこれ、身内であればあるほど、感情的になれないんですよね。
身内は身内が亡くなった時ほど、機械的に動かざるを得なくなる。
なんて感じになって、故人を偲ぶ時間すらないのが現実です。
僕が10年以上前に母親を亡くした時もそんな感じでした。
こんな感じです。
身内であればあるほど、故人を偲ぶ時間なんてありゃしない。
バタバタと機械的に行事をこなして、情緒もへったくれもない。
特に喪主なんて任されると、本当に大変なんだと思う。
子供でこうだったんだから、父親はさらに悲しむ時間なんてなかったでしょう。
でもそれはそれでいいんですかね。
悲しむ時間がないくらい忙しい方がいいのかもしれない。
その方が、悲しみに暮れる時間が少なくて済むから。
だからその分、身内じゃない人が偲べばいいんですよね。
身内の人が偲ぶ時間がない分、周りの人が偲べばそれでいいです。
思い出の一つでも語ろうか。