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鳥居大事

吉田神道の「鳥居大事」

 先ず神社の鳥居を潜る時にも作法があります。

 先ず鳥居の正中に立ち、「天門印」というイメージをします。これは自分の両手を袖の中に入れて伸ばし、下方に向かって少し膝を少し折る様をイメージします。(実際にはしません)

 次に、静かに軽く会釈し(一揖)、心を落ち着け目を閉じ(或は半眼)、。右四本の指の背に左四本指の腹を重ね、(左手上、右手下となる)左右の親指の先をつけ、掌は自分の胸に向けます。これはいわゆる叉手(拱手)です。

 そして、両親指を内巻に(下より上へ内に廻す)静かに三度巻きこみ、

「神のます鳥居を入(い)れば此身(このみ)より日月(ひつき)の宮(みや)にやすらかにすむ」
あるいは
「神のます鳥居を入(い)れば此身(このみ)より日月(ひつき)の宮(みや)にやすらけくます」

という神歌を微音にて唱え、軽く一揖します。

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古川陽明
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