『君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ』 伝われ!この想い!

あなたのために春の野に出て若菜を摘んでいましたが、春だというのにちらちらと雪が降ってきて、私の着物の袖にも雪が降りかかっています。 それでも、あなたのことを思いながら、こうして若菜を摘んでいるのです…。

人を思い、届かぬことを知りながらも…。

風が運んでくれるかな…。降り積もる雪が私の想いを降らせてくれるかな?伝わって欲しい私の思い。あなたに届け!

百人一首第15番。そっと手で触り取りたくなる札ですね。優しい気持ちになります。

そのもどかしい気持ちが伝わる一首です。

優しい気持ち、心からの笑顔!大切にしよう!

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読書屋かつぽん
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