転職の道標編①
こんにちは、体験男子です。
初めての投稿となります。
今後は、私の体験談を皆様に共有できたらと思います。
つきまして、今回は、私の転職についてお話しします。
1. 私の戦闘能力
まず、私は現在20代半ばであるということをご承知おきください。
小学校:公立
中学校:公立
高校:県立(俗語的に自称進学校)
大学:国立理系(4年卒)
戦闘能力としては、「平々凡々」といったところでしょうか?
今ですと、理系であれば「院卒」が主流である感が否めませんので、
「中の下」となるやもしれません。
実際の所は、「大学院に行ったところで?」という感覚になったので、早く卒業したいと感じたまでですが。
2. 新卒
私の新卒は、「某財閥系グループの技術職(総合職)」でした。
勘の良い人の為に申し上げると、「緑色」と称されるところです。
初任給は当時で「21万強(額面)」でしたね。業界では、安い方でした。
東京本社で研修を受けて、地方の勤務先(工場)へ配属という、何の変哲もない総合職の流れを辿りました。
3. 初めての賞与
日々の給与を見るのに飽きてきた頃に、やっと来ました
「初めての賞与(ボーナス)」であります。
あ、ちなみに今からお話しするのは、冬のボーナスですよ。
新卒の本当の意味での最初の賞与は夏ですが、一律支給で少額でしたので省きます。
額面:50万強
手取り:40万少々
額面で50万が入社して8ヶ月の人間に入るのってなかなかですよね。
まぁ、資格奨励金(企業によって金額や制度の有無がバラける)で4万程度を自分で下駄履かせているのですがね。
いや、しかしながら
社会保険と税金の破壊力は恐ろしいですね。
健康保険:2万弱
厚生年金:4万半ば
雇用保険:2千円半ば
所得税:2万弱
うーん、2〜3回自分の社会保険の等級を調べましたね。
まぁ、厚生年金は会社折半ですし、雇用保険は、何かの時に役立つと大人な対応をします。健康保険に関しては、歯医者ぐらいかなと思ってました。
あ、ちなみにですけど、後々に厚生年金の重大さを知ります。
この当時は、厚生年金エグいなと思ってます(内心)。
4. 残業とは
会社に入って、そこそこすると新人も残業が始まります。
まぁ、会社や繁忙期の兼ね合いから、入社早々に残業ということもあるでしょう。
ちなみに、当時の同期は、部署配属後して2週間後に月残業80時間を達成していました。(配属後に仕事習う筈だった先輩社員が異動し、同期1人での担当となったからだそう)
他の会社や部署での予算感覚を知らないので、誤った理解をしているかもしれませんが、技術職ましてや工場や現場勤務であれば、残業が増えると製造コストが割増になります。(一応、このぐらい残業するだろうで予算を作りますが)
製造コストが割増になりますので、利益は残業無と比較して薄くなります。
なので、会社としては定時上がりを推奨します(まぁ、大企業ですと世間体も相まってきます)。
数字に厳しい部署(私の入った部門は社内でトップクラスに厳しいと評判)では、残業や製造について深く詰められます。
まぁ、リーマン時を除いて、ずっと黒字部門(最近は安定して20億の黒を出す)である所以ですね。
ちゃんと、現場上がりの人が部門長や副部門長、課長ですから、苦労を知っての上で詰めてきますので、優しい感じで理由を問われます。(それもどうよと思う)
ちなみに残業代は、
自分の時給(社内規則を参考にする) の 125%(下限)です。
例えば、
社内規則を参考にして、自分の月給と所定労働日数と労働時間を把握
→自分の時給を算出(基本給を見ます、他の手当はまず無視ですよ)
→時給の125%を算出(時給×1.25で電卓を叩きましょう)
ちなみですが、必ず基本給を把握しましょうね。
会社というのは、基本給が何かにつけて換算材料になりますから。
①額面:基本給20万 手当10万
②額面:基本給10万 手当20万
極端ですが、上記で、労働条件(労働日数、労働時間)が同一だとしたら、
残業代は、断然①ですからね。
賞与も、「基本給×2」とされたら、もうわかりますね。
5. 人間関係
人間関係という論点ですと、
基本的に、良い企業、大企業ほど「悪い人」は少数派になります。
自分と波長が合う、合わないを除くとですが。
総合職となれば全国から同期が生まれますし、自分もその1人として他の同期から見られます(陰キャには、ハードルが高いこと、高いこと)。
会社では、同期を大切に文化が強いですが、
「自分はそうは思いません!」
とした方が良いと思います。
確かに、これから苦楽を共にしますが、それは、「上席」も「先輩」も「後輩」も同様です。
「同期ウケが良い」ということで効力が発生するのは、中堅社員くらいからだと感覚的に思いました。(私の職場経験上ですので、賛否はあるかと思います)
5.1 まずは、「同期ウケ」より「先輩ウケ」
同期を無碍にしろ、連絡を取るなというのは御法度ですが、
優先は「先輩社員」からの縦ラインですね。
総合職ですと、研修を終えると基本は全国散り散りとなり、配属部門が違う、文理専攻で業務が違う場合は、同期と一緒に仕事するケースがあまり多くないでしょ
う。
その時、同期ウケと優先して何がありますか?
業務を覚えるのに必死な同期、配属ガチャに恵まれ天国気分な同期、只々暇な部署の同期、まぁ多種多様ですが、これで今後の業務がうまくいくようなやり取りができるでしょうか。
多分、できないでしょう。
近況報告で食事、飲み会であれば盛り上がるでしょうが、
仕事の相談を仕事中にメール、電話、チャットするレベルではありませんね。
そして、「先輩ウケ」はしっかりと狙いましょう。
狙うと言うと、狡猾な感じがしますが、仕事を覚えるためと口にしていれば大丈夫だと思います。
「先輩ウケ」で狙うべきは、
「①業務内容を把握しており、②物腰が柔らかく、③分け隔ての無い人」です。
まぁ、神様的な人ですね。(居たらラッキー、居ない時はどれかの条件を満たしていること)
①業務内容を把握している
→仕事が早い、遅いはどうでも良いです。どうせ自分がビリだから。
→それよりも、正しい手順、業務範囲を言える人を見つける。
→理想は、「仕事が丁寧」と評される人
②物腰が柔らかい
→要は優しい人(表裏がない人だと尚良し)
→落ち着いた口調の人
→印象として、「何でも聞いてOK」を体現している人
③分け隔ての無い人
→②に加えて、人によって態度を変えない人(上司の前では敬語とかは除く)
→気分でものを言わない人(いつも一定な雰囲気な人)
こういう人を捕まえて、もっと言うと、他の先輩も引っくるめて特に手中に収めておくのが重要。
そして、自分は①〜③オールクリアを目指して、先輩と業務を共にする。
(新人がやった仕事は基本的に先輩のチェックが必要なので、そこがチャンス)
5.2 「上席ウケ」は、「先輩ウケ」で自動加算される
先ほどの「先輩ウケ」でほぼ「上席ウケ」は決まってきます。
なぜかといえば、新人の仕事が、そのまま上席へ行くことはまず無いからです。
先輩のチャックがあり、先輩からの指摘事項などの推敲を経て上席へ運ばれるからです。
上席もそのような新人時代を経て、今のポジションにいますので、やりとりだけで何の業務をしているのか、自分にどんな書類や決裁待ち、承認待ちが来るのかは簡単に想像がつきます。
ですので、上席は、その先輩と新人とのやりとりをよく見ていますし、聞いています。
少人数の部署であれば、それは顕著でしょう。
真面目に、先輩の話を聞いて修正したり、メモを残していれば、評価は下がるということはありえません。
それに段々と指摘事項も無くなってくれば、先輩から上席への「ウケ」が自動的に加算されていきます。
私は、ミスありありだったので、評価減少やもしれませんが。
6. 転機
長々と書きましたが、実は人間関係に苦しんで新卒での会社を辞めました。
先に掲げた先輩は、まぁなかなかいません。
上席もそうです。
そして、残業が増えていき、部署でやりたく無いとされる仕事は私に来ます。
先輩が早く帰りたいからという理由で残した業務も私の担当になりました。
残業が多いことへの対応として採用された派遣社員のフォローも、
当初は先輩社員だったのに、段々と派遣社員からの質問箱は私(先輩社員は聞きづらいとのことでした)。
なぜか、知らない事柄の担当者欄はすべて私の名前のみで、
私の知らないところで事が進行している。
そんな時に、ふと思います。
残業しても、これは何をしているのだろうと思えてきます。
やる気が消えていきます。
頑張ってやろうとも思えません。
こんなはずでは無いと感じてきます。
そして、いったい自分は何がしたいのだろうと、
今までの人生をなぜか振り返ってみたり、高校や大学時代の同期や知らぬインフルエンサーのSNS(特にインスタ)を見て、羨望や焦燥感に押しつぶされそうになります。
「どこで自分は、自分の芽を自分で摘んでしまったのか」
「なぜ、あの時ああしなかった」
「なぜ、あの時にこの選択肢を入れなかった」
なんて悩みました。
そして、私は、会社を辞めました。
引留めを受けましたが、断りました。
先輩社員からは、「何で相談しなかったの?」と問われました。
心の中で答えました。
「あなたに相談して、何になるのか?、相談しなかったのではなく、相談できるような相手と認識されていないとは考えないのか?」
口頭で申し上げました。
「すみません、今までお世話になりました」
この行動は、大人なのか、気が弱いのか。