第7期はちみつコミックエッセイ描き方講座を卒業しました
※AI学習防止の為、ウォーターマークを入れています。ご了承ください。
10月から受講していた第7期はちみつコミックエッセイ描き方講座を卒業しました。
卒業制作として描いた12P漫画のタイトルは『生きづらいのは、家族のせい』?
自分の中の最も醜い感情を描いた作品です。
この講座を受けると決まった時、私は自分がこんなに暗いテーマで漫画を描くなんて全く思っていませんでした。
むしろ明るいテーマで描きたかったんです。
だって、読み終わったあとにポジティブな気持ちになれるコミックエッセイが好きだから。
私だってそんな作品が描けるようになりたい。
あわよくば今後SNSでも発信していける明るいテーマが決まったら万々歳だと思っていました。
ですがテーマを決める松田さんとのコーチングで言われた
「自分を良く見せようとしてる気がする」
「なんで完璧主義になったんだろう?」
という言葉が自分の中ですごく引っかかり、コーチング後に自問自答してみました。
すると、どんどん出てくる家族への憎悪。
自分の中にこんな醜いものが無視できないレベルで存在しているということを知り、これは一旦この膿を出さないと、今後自分をさらけ出した漫画なんて描けないぞと思ったんです。
だから今回一番成し遂げたかったのは、自分丸出しの漫画を描くこと。
汚く醜い自分も全部全部出しきって、次に進みたいと思いました。
家族への憎悪を描くということだけとりあえず決めて、また自問自答。
なぜ自分が今こういう性格になったのか、過去に何があったのかなど、とにかくたくさんたくさん自分を深堀りしました。
正直この2ヶ月間で何回泣いたのかわからないくらいしんどかったです。
自分の最も醜い部分を人に見てもらうのにすごく気が引けて、本当にこのテーマで描くって決めてよかったのかと悩んだこともあります。
ネームができて夫や友達に見てもらう段階でも、嫌われるかもしれないと思いながら読んでもらいました。
「それでも、自分のために描けよ。誰に何を思われてもいいから言いたいこと言える漫画を作りなよ。」
と言い聞かせながら作業。
これでもかというくらい自分と向き合い、強く思っていることを100%さらけ出せる漫画を考えたことで、ネームを完成させる頃にはすごくスッキリしている自分がいました。
悪いところを見せるのが怖くなくなっていたんです。
原稿作業にヒィヒィ言いながらも無事描き終えられ、とても晴れやかな気持ちで最終日を迎えることができました。
描ききった。
描ききれた。
私の人生の中で最も全身全霊をかけた漫画になったと思います。
終わりに
今回はちみつコミックエッセイ描き方講座を受講しなかったら、一生こういった漫画を作ることはありませんでした。
私が今後もコミックエッセイを描き続けるなら絶対に必要なステップだったと感じています。
この漫画を描ききれたのは松田さん、片野さん、白熊さんがたくさんのことを教えてくれ、そして7期生のみんなが励まし合いながら一緒に走ってくれたからです。
これからたくさん描いて、もっともっといい漫画が描けるように頑張ります!