見出し画像

資格・試験に不合格になったとき考えるべきこと!

今回のテーマは資格・検定に残念ながら不合格になった場合、どんなことを考えるにかについて、私の体験談を踏まえながらお伝えしたいと思います。
私はこれまで4つの国家資格と簿記検定に合格しています。全て一発合格できたわけではありません。国家資格だけも10回不合格になっていて、そんなに不合格を経験している人はみなさんの周りにいないと思います。そのくらい貴重な経験をしています。
私が、試験に不合格になった場合、この3つを考えていました。
①この資格・検定を再度受けるか?
②どうして不合格になったか?
③不合格の要因をどのように埋めるか?

①この資格・検定を再度受けるか?

「再チャレンジするか」は最大の意思決定になります。特に国家資格のように、年1回と試験の回数が少ないものであれば、この意思決定のウェイトが大きくなります。
例えば、簿記検定2級・3級であればインターネット受験があり、何回でも受験可能であるため、再チャレンジがしやすい状況にあります。
一方、国家資格の宅建は、年1回の試験であるため、再度チャレンジするかの意思決定はとても重要になります。
キャリアアップのために資格取得を目指す場合、勉強期間が長くなればその分、遅れを取ることになるで、本当に資格・検定に合格することが、将来の自分に必要かを十分検討する必要があります。
再チャレンジすることも、撤退することも大切な意思決定です。悔いのない選択をしてください。

②どうして不合格になったか?

再チャレンジを目指すことを決意したなら、その次は、どうして不合格になったかを考えることが重要です。その理由は、分析結果でアクションが変わるからです。
試験であと3点足りなかった。
この結果を受け、その3点をどうすれば、上積みすることができたかを顧みることは苦しい作業ですが、必要な活動です。もし、何も考えずに、再チャレンジしたとしても、もう1回同じことを繰り返すことになるかもしれません。
「もう少しここを重点的にやっておけばよかった」
このように、今の方法を継続すれば合格できる見込みがあれば、大きく変更する必要はありません。一方で現状の手段では限界を感じているときは、環境を変える必要があります。
独学であれば、予備校を活用する。予備校に通っている場合は、予備校のチェンジや違う講座を受講するなどの手段がありあります。
ここからは多少テクニカルな問題を取り上げます。

苦手な分野が足を引っ張った場合

苦手な分野の点数を上げるのが試験の王道です。苦手な分野は伸びしろがたくさんあるので、基本的な内容をカバーするだけで、得点UPが可能な場合もあります。
また、試験全体のマネジメントも重要な視点になります。合格点から逆算して、苦手な分野で、何点必要かを考えることも有益です。

勉強時間が足りなかった場合

ほとんどの受験生が、勉強時間が足りないと感じていると思います。逆に勉強時間があまったという受験生を聞いたことがありません。
私も勉強時間不足のため、不合格になった経験があります。
その経験を振り返って、どの時間が足りなかったかを考えると、やはり直前期の時間が足りなかったことが、不合格の大きな要因になっていました。
直前期の過ごし方で、合否が左右されます。国家資格の勉強期間は長丁場ですが、最後の1ヶ月の勉強時間をしっかりと確保する計画立てることから考えましょう。

モチベーションが維持できなかった場合

勉強初日のモチベーションが一番高くて、そのあとどんどん下がるというのが、よくあるパターンです。受験生あるあるです。
個人的な体感になりますが、通常の勉強ではなるだけ、モチベーションに頼ることなく淡々と勉強して、直前期から本試験に向けては、モチベーションを利用して一気に突っ走るのがベストです。
直前期に勉強時間を増やしていくのに伴い、モチベーションも上げていき、試験当日にMAXになるように計画する。このような好循環を作れたとき、合格に近づきます。
今回取り上げているのは一般的な項目ですが、自分がどうして合格できなかったのか?その理由を考えましょう。

③不合格の要因をどのように埋めるか?

合格するために足りなかった部分を分析したら、そのあとは、ギャップをどうやって埋めていくかを考えるフェーズになります。
さまざまな解決策があるなかで、結局のところ「独学かスクール」や「アウトプット重視かインプット重視」といった勉強のスタイルにたどり着くことが多いのではないでしょうか。
「独学かスクール」については、究極的にはお金をかけるか?時間をかけるか?の2択になります。予備校に課金するメリットは、カリキュラムとプロの講師です。この2つの項目が相まって、効率的にインプットできます。
一方で独学では、予備校に比べて効率的ではないという前提で、その不足分を時間と気合いでカバーすることになります。受験生の多い資格・検定では、テキストも充実しているので、独学でも合格することは可能ですが、難易度の高い試験の場合は、独学では限界があるというのが私の考えです。
「アウトプット重視かインプット重視」については、アウトプット重視の方が合格に近づけると考えています。どのような問題を解くかについては、試験の特性などを加味する必要がありますが、マーク式試験では過去問演習が有効です。
文章記述の試験については、過去問と同じ問題が出題されることは、少ないため、過去問演習の効果がマーク式に比べて低くなります。さらに、問題集などが入手困難な資格もあるので、そのような場合は、予備校を利用することが解決策になります。
なお、ITを駆使して、スキマ時間の活用を図るのことも対策の1つになります。ITの進歩目覚ましく、スマホでできることが、どんどん多くなっているので、積極的にアプリを活用することを視野に入れましょう。
今回は試験に合格できなかったときの考えることをテーマに投稿しましたが、みなさんのお役に立てればうれしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?