宅建に50日で合格した会計士が短期合格のコツを公開します!
はじめに
今回のテーマは「50日」で宅建に受かるために行った、勉強のポイントを私の体験談に基づいてお伝えします。
まず「50日」の理由にからお伝えします。
これは私の仕事の都合で、8月が忙しくて9月に入ってから勉強時間を確保できたことによるものです。
「50日」という短期間で合格できたことを伝えると、どのようして合格したかという質問を聞かれます。
やはり、宅建は受験人数も多く、また、不動産関係者は仕事でどうしても必要という、事情もあるので、短期間で合格したいという方も多いのも確かです。今回のnoteで私が行ったことを伝えます。ぜひ参考にしてください。
リサーチは重要
勉強を行う前に、宅建という試験制度に関するリサーチしました。過去の合格者のなかから、自分と同じような境遇で合格した方のブログや動画など、情報収集して、使用する教材や効果的な勉強法などを調べました。
実は、私と同じように、勉強期間が短期間の合格者は多く、ネットで検索すると結構ヒットしました。私は45日の勉強で合格した方を参考しましたが、21日で合格したという方もいてこれには驚きました。
独学で勉強するにあたって、使用する教材はとても大切なので、妥協すること無く、選定しました。
勉強時間について
勉強時間をどのぐらい確保できるかということは、とても重要なことです。これは、自分の置かれている状況による部分が大きいですが、働きながら勉強している受験生が多い宅建では、そもそも時間確保が難しい場合があります。
私の勉強時間は250時間くらいでした。働きながら勉強したので、月曜日から金曜日の勉強時間の確保は難しく、早めに仕事を切り上げて勉強するというケースもありました。
勉強の方針について
具体的な数字の話をすると、直近10年間の合格点のレンジがおおよそ33点~38点であったため、「35点」獲得できれば、勝負できると考えました。
多くの受験生が、15%という合格率に着目しがちなのですが、勉強するうえでは合格率はあまり関係なく、何点を目指すかが重要になります。
では、どうやって「35点」を取るか、つまり合格ラインに乗せるための戦略が検討事項になります。
ここで再度、情報収集をしました。受験予備校の講師の意見や、過去の合格者の体験談などを考慮して、他の分野よりも得点が取りやすい「宅建業法」でなるだけ点数を取るという作戦で勉強することを決めました。加えて免除対象の問題を落とさないようにして、この2つの分野でなるだけ点数を取ることを考えました。
全問正解が理想ですが、宅建業法と免除科目の25問で20問は正解することを目標にしました。一方で難しい民法分野や、細かい事を覚える必要がある建築基準法については、50%も得点できれば十分という位置づけにしました。
通常、テキストは基本的には民法から書いてありますが、民法から始めるとダメです。
特に難易度の高い民法分野は基礎的なところを押さえて、あまり首を突っ込まないことが重要で、そのなかでも範囲の狭い家族法、相続分、あと借地借家法はしっかり勉強する。このように、メリハリをつけることが需要です。
勉強方法について
やっぱり過去問です。過去問だけで受かるかと言えば、そうではないと思いますが、過去問をたくさん解きながら、内容を覚える。このように、アウトプットとインプットを同時に行うことを重視したことが、短期間で合格できた要因にだと考えています。
たしかに、テキストは正しいことが書いてあります。ただ、どうやって出題されるかということが考慮されていません。
そのため、テキストに書いてあることは、わかっているのに点数に結び付かないということが起きてしまいます。やはり、アウトプット重視が合格の近道です。
また、宅建の試験ではこれまでの仕事や経験してきたことをベースに、考えたら常識の範囲内で得点できる問題があります。そのような分野をきっちり区分けして、メリハリをつけることも重要なことです。このような出題されても考えれば得点できます。そのような分野に脳のメモリーを使わない。これも結構重要です。
過去問演習では、間違えたところをチェックして、「なにが分かっていないか」を把握することが重要で、最終的にその部分を覚えたり、内容によっては、切るという判断もあり得ます。そのため、「決断力」も重要な要素になります。
さいごに
試験において一番効率なことは、狙った試験に合格することです。逆に試験に受からないことは最も非効率なことです。例えば、宅建の勉強時間は300時間~350時間必要と言われいていますが、それを500時間かけて合格した人と、200時間で不合格になった人どちらが非効率かは明らかです。
「効率的な不合格より非効率な勉強しても合格」これを目指して欲しいと思います。