「私の物語」より、今日の一句㉒
こんばんは。
今日、3月4日は、私の父の誕生日。去年まではお祝いすることができました。血圧が高かったので、直木賞作家・高橋治さんおすすめの千葉のいわしのごま漬けを送るのが習慣でした。お礼の留守電メッセージが、いまもスマホに残っています。
今年はもう送れません。
昨年4月13日、84歳で死去。おいしいものを食べるのが好きだったので、お正月に開高丼で知られる「こばせ」推薦のところから越前がにを送ってもらい、一緒に食べたのが懐かしい思い出・・。
懐かしい・・という言葉は適切ではありませんね。もうすぐ一周忌を迎えるというのに、昨年より、今年のほうが大きくなっている喪失感。喪失感という言葉も、正確ではありません。そうして、言葉探しをしていくのでせう・・
昨日の続きで、処女句集を出したあたりのことを書くつもりでしたが、思いがけない方向に・・。「妬心」前後のことは明日書きます。
さて、今日の一句。
沈丁花膝を見つめてする話
句に合わせた左時枝さんの絵はかさぶらんかです。
今月8日まで、神保町のギャラリー&カフェバー「クラインブルー」で俳句の展示をしています。よろしければ、どうぞ。