今年見た映画やらまとめ
さて気が付けば2020年も終わり。年の瀬だろうと容赦なく暇なので、今年観た映画やらなんやらでも振り返ろうかと思いますよ。
まずは一覧から。全部上げると流石に長くなっちゃうので、いくつかに絞ってみました。
・攻殻機動隊 SAC_2045
・ウィッチ
・ヘレディタリー 継承
・レオン
・ゲーム・オブ・スローンズ
・孤狼の血
・サ道
じゃあここからはつらつら感想でも書いていこうかと。ざっくり目にね。
攻殻機動隊 SAC_2045
見ましたこれ?
もう殆ど内容覚えてないんですが、期待外れもいいとこだなって思ったことだけ記憶に残ってます。バトーが戦争大好きのバカになってたり、少佐が美少女になってたり、音楽が菅野よう子からパリピ系ダンスミュージックになってたりと、攻殻ファンは見てらんないでしょ...って感じでした。
なんかストーリーの下地も薄っぺらで、周りに無関心な現代人...とか匿名で他者を徹底攻撃する現代人...とか。SF作品でリアル現代社会の闇!みたいなのを取り上げられると冷めちゃうんですよね。
いきなり辛辣コメでアレなのですが、これ見た後に旧TVシリーズを見るとバチクソに面白いので、そういう意味ではオススメできるかも。
ウィッチ
これ良かったです。
17世紀のアメリカが舞台で、森近くの荒地で生活するキリスト教徒の一家が怪奇現象に見舞われて崩壊していく...みたいな映画。
ビックリ描写やゴア描写はほぼ皆無で、かなり硬派でお上品なホラー。
作中のあらゆる描写に宗教的な意味が盛り込まれているようで、作り込み具合は相当のレベルだとか。こういう考察捗る系の映画好きなんですよね。特にホラーはそういうの少ないので...。
あと主演のアニャ・テイラー=ジョイがありえん可愛い。
結婚してくれ。
ヘレディタリー 継承
これも良かった。サイコーでしたね。
こちらもアメリカのとある一家がやっぱり怪奇現象に見舞われてイロイロ大変な目に合うという映画で、ビックリ描写少なめの硬派な作品です。
お手本のようなホラー映画で、とにかく怖い。ゴア描写もただグロいだけではなく、心理的に嫌悪感を催すような作りになっていて、感心しながら見ていました。
個人的には、ラストの訳の分からなさ、言い換えれば理不尽さが一番のポイントだと思ってます。途中までは考察捗る系ホラーの様相で、ここの描写には実はこういう宗教的な意味が...みたいなポイントが散りばめられているのですが、最終的には理屈じゃねえ!死ねオラ!みたいな感じで襲い掛かってくるのが最高でしたね。
ただそれでも作品の雰囲気は壊れることはなく、むしろラストの理不尽で意味不明な怪奇現象にも意味があるのでは...?とか思わせちゃうあたり、よく出来てんなぁ...って感じがしますね。
レオン
Netflixさんにオススメされたので何となく見てみた映画。
これ、恋愛映画ってことでいいんですよね?
「名作らしいけど見たことない系映画」という位置づけだったのですが、いざ見てみると正統派名作というよりは結構イロモノのような...。ちょっと意外でした。
一歩間違えばロリコン変態映画と呼ばれかねないテーマですが、この時代にこんな映画があったんですねえ...。まあ当時だからこそ作れた、という気もしますが。今だったら総スカン喰らってる気がしますね。
とにかくマチルダがかわいい。酔っ払ってゲラゲラ笑っちゃうところとか最高ですね。天使かよ。
ゲーム・オブ・スローンズ
狂ったように一気見しました。噂に違わずめっちゃんこ面白かったです。
シーズン8はまだ作成中でしょ?
ゲースロはキャラクターの死にっぷりがもうね。主要人物だろうと幼女だろうと容赦なく無惨に死んでいくので緊張感がヤバいです。
NARUTOでいうとカカシ先生が3話目で死ぬみたいな。なんなら4話でナルトまで死ぬみたいな。人気キャラのシカマルも6話で死ぬし、何なら家族も全員処刑...みたいな展開がバンバンあるので、段々何も信じられなくなってきます。だからこそ、先の展開が読めなくてガンガン見進めていっちゃうんですけどね。
推しはベタですがアリアです。かわいいは正義。
あとシオンも人間臭くて結構好き。
孤狼の血
任侠映画(どっちかというと刑事モノかも?)なんて今まで見たことすらなかったのですが、『凶悪』の白石和彌監督作品ということで気になって見てみたら超面白かったヤツです。
ガラの悪い映画だと思わせておいてラストは泣けるという。しかも安易なお涙頂戴系ではなく、純粋に主人公に感情移入してグワッと来る感じ(文才ゼロ)。今年観た映画の中で一番よかったのはこれかも。
あと役所広司やら江口洋介、ピエール瀧をはじめ、男性陣のキャスティングが良すぎィ!って感じ。みんなかっこいい。松坂桃李も「ハイハイ、イケメン枠乙」と思わせておいてめちゃめちゃかっこいいという罠。こんなん惚れちゃう...。
原作小説の第2部にあたる『狂犬の眼』をベースに続編も制作中とのこと。確かに続き見てえ~!ってラストではありましたが、果たして本作を超えられるのか...。絶対見るけどね。
サ道
オッサン(主演は原田泰造)が各地のサウナを渡り歩いてととのいまくるという『孤独のグルメ』のサウナ版といった感じのドラマ。スタッフのサウナ愛がとにかく詰め込まれた一作で、「サウナの良さを知ってほしい!」という思いがひしひしと伝わってきます。
サウナは通常、裸で汗だくのオッサンがひしめき合うという決して気持ちのいい空間ではないはずなのですが、映像からはそれが全く伝わってきません。むしろ風光明媚な自然の中にいるような、心地よく綺麗な映像に仕上がっています。音楽も気分が落ち着くアンビエント系で揃えられており、見ているだけで多幸感に包まれうっかりととのいそうになるほど。
主題歌となったTempalayの『そなちね』もいい曲ですね...。イロモノ系なのに「面白いでしょ?」みたいなウザさがない、いいバンドです。
サウナ好きはもちろん、サウナに全然興味の無い人にも見てもらいたい。翌日には立派なサウナーになってること必至です。
今年も一年、色々な作品に巡り合えてよい年でした。
それでは。