【残り46日】PGAツアー店舗が牽引するゼビオの成長戦略
独立してプロデューサーを目指しているKoseiです。
僕はこんな人間です!
▶︎プロデュースとスポーツが大好き
▶︎人と人を繋ぎ、共に成長することを大切にしています
▶︎ポジティブなコミュニケーションで良好な人間関係を築きます
▶︎趣味はバスケットボール、選手情報の収集・分析も得意
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はじめに
2024年も残すところ【46日】となりました。皆さんは日々をどのように過ごしていますか?
今回も四季報の写経を実施したものをアウトプットしていこうと思います。取り上げている企業はゼビオです。
スポーツ用品市場において、日本国内のトッププレーヤーとして知られるゼビオ。今回の四季報情報を基に、同社の業績とビジネスモデルについて深掘りし、仮説を立てつつアナロジー思考で他業界への転用を考えてみます。特に、大型体験型店舗の戦略や営業利益の回復に注目しながら、未来への展望を探ります。
企業概要
会社名: 株式会社ゼビオ
設立年: 1973年
上場年: 1988年
業種: 他消費財小売り
時価総額: 607億円
特色: スポーツ用品販売大手。大型店「スーパースポーツゼビオ」「ヴィクトリア」を柱とし、ゴルフ専門店も展開。
連結事業: スポーツ用品・用具94%、他6%
売上高: 242,433百万円
営業利益: 4,204百万円(営業利益率1.7%)
海外比率: -
従業員数: 2,560人
1人あたり営業利益: 164万円
ゼビオの現状分析と仮説
仮説①ゴルフ市場の成長が売上を牽引
ゼビオのゴルフ関連事業は、広島や滋賀に新設された「PGAツアー」の大型体験型店舗が集客力を発揮し、順調な売上を記録しています。特に、体験型のビジネスモデルが顧客にリピーターとしての価値を提供している可能性があります。中古品販売の強化も、幅広い顧客層に対応する戦略として有効です。
理由: ゴルフは高額商品のため、実際に体験してから購入する消費者が多いことが挙げられます。また、中古市場の需要増加はコストを抑えたい新規ゴルファーを取り込む上で重要な施策といえます。
具体例: PGAツアー店舗での試打体験やシミュレーションゴルフサービスの導入。
仮説②季節要因を克服する商品戦略の必要性
冬物衣料の在庫処分に苦戦していたゼビオですが、春夏衣料の定価消化率が改善していることは朗報です。しかし、季節ごとの変動リスクを平準化するためには、通年需要のある商品カテゴリーを強化する必要があると考えます。
理由: 季節性が強い商品に依存するビジネスモデルは、気候変動の影響を受けやすいため、リスクヘッジが不可欠です。
具体例: 通年販売可能なスポーツシューズや日常使い可能なアウトドアウェアのラインナップ拡充。
仮説③利益率向上の鍵は効率的な在庫管理
売上高は上昇している一方で、営業利益率が業界平均を下回っています。この課題を解決するためには、在庫管理の効率化と仕入れコストの最適化が不可欠です。
理由: 適正在庫を維持することで、余剰在庫処分による利益圧迫を防ぐことができます。
具体例: AIを活用した需要予測システムの導入や、仕入れ先との連携によるコスト削減。
他業界への転用:アナロジー思考で考えるビジネスモデル
ゼビオの体験型店舗の成功事例は、他業界でも活用できる可能性があります。
例: 家具業界
ゼビオの「PGAツアー」のように、家具業界でも実際に商品を使って体験できるショールームを拡充することで、顧客満足度と購買率の向上が期待できます。例えば、リモートワーク向け家具の体験スペースやバーチャルリアリティ(VR)を活用したインテリアシミュレーションの導入。
まとめ
ゼビオの課題と強みを分析すると、体験型店舗や中古品販売の強化が売上に貢献している一方で、営業利益率の低さや季節要因の影響が課題として浮かび上がります。これらの課題に対しては、商品戦略や在庫管理の改善が必要です。また、アナロジー思考を通じて、ゼビオの成功事例を他業界に転用する可能性も見えてきました。
今後、ゼビオがどのような施策を講じ、さらなる成長を遂げていくのか注目したいところです。
今年の合言葉は「Keep Moving」。1ミリでも動き続けます!
”プロデューサー”におれはなる!!!