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川柳で若い世代にエールを送りたい 22/12/3
私は今までnoteに川柳の記事を幾つか載せています。今年の夏には、私の川柳からイメージした絵を漫画家の、瀬川 環さんに描いて頂き、その絵と川柳を喫茶店に展示させて頂きました。
川柳は、5・7・5の17音字の短詩文芸です。絵の横に川柳を並べて展示させて頂きましたが、喫茶店に来たお客様は、まず、絵に注目し、しばらく絵を見た後で、ついでに川柳を読むという感じでした。
カラーの絵に比べれば、黒い文字の川柳は地味ですから仕方がありません。しかし、絵と川柳のセットで気持ちやメッセージが伝われば良いと考えています。
私は高齢者になりましたが、私が20代や30代の頃に比べて、日本は息苦しく、生活しにくくなっていると感じています。政治の舵取りが良くなかったのかどうか分かりませんが、先進国の中で日本だけ収入が伸びず、発展もしていないようです。
私自身も生きづらさを感じていますが、これから先の長い20代や30代の方々はもっと大変だろうなと思います。頑張っているのは分かっていますが、何か声を掛けたい。エールを送りたいと考えています。
私は単なる一市民で、権力も財力もありません。でも経験を基にメッセージを送る事は出来ます。それを川柳の形で発信しようと考えました。タイトルの上にあるのは、私が詠んだ川柳です。
記憶では確か、東京の谷中、根津、千駄木辺りを歩いていた時です。道端に立つ古くて傾いた電柱を見て、「地震やら周辺の工事やらで傾いたのかな。ずいぶん長い間頑張って立っているのだろうけど、電柱も大変だな」と感じました。
同時に、人生が思うようにいかない自分を、傾いた電柱に重ね合わせて見ていました。日本人はみんな勤勉です。私も勤勉なつもりですが常に全力で走る事は出来ません。
世の中には様々な仕事があり、人にはそれぞれ得手不得手があります。そこで、仕事の出来る人と出来ない人に分かれ、昇格する、しない人の差が出てきます。しかし、仕事や私生活がうまくいかなくても、生きていかなくてはなりません。「電柱も頑張ってるんだな」と、その時思いました。
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瀬川さんが描いてくれた絵です。瀬川さんは絵に添えて、
「句を読んだ時に体がくたびれてしまう程働いた人が思い浮かんだのですが、そのことに充実感もあるような意味を感じたので朝早くから仕事をする働き者のお婆さんになりました」
と、教えてくれました。
頑張らないといけませんが、健康第一です。若い人達には、身体を大切にして、自分にできる事を精一杯頑張って欲しいと思います。私もまだ、死ぬまで出来る事を頑張るつもりです。