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地元のスーパーでも白米が無かった

 今週始め、朝の情報番組でスーパーでお米が買えない事について特集していた。私はそれまで、お米が買えなくなっているという事を全く知らず、「そういえば、先日ご飯を炊いてお米が無くなっていたな」と気付いた。

 私は一人暮らしだし、パンや麺類も食べるし、最近は一食に食べる量が少なくなっているからお米の消費量は少ない。そのくせ炊飯器は、5.5合炊きが2台、3合炊きが1台と3台もある。

 ご飯はまとめて炊いて、茶碗に一杯半位の量をラップに包んで冷凍しておき、食べるときに解凍して食べている。ご飯を炊いて冷凍して炊飯器を洗うという一連の作業が面倒で、炊くときは覚悟して一気にやるのだ。

 また、炊飯器が3台あると、白ご飯、雑穀ご飯、炊きこみご飯などを別々に一気に炊けるので気に入っている。しかし、月に2回位しか炊かないというずぼらな生活を何十年もしているのだ。

 だから、前回炊いて冷凍したご飯が少し残っているし、お米が買えないというニュースを聞いても、その時は「ふうん、そうなんだ」という程度の関心しかなかった。

 だが、試しに近隣のスーパーに行ってみると、本当にお米売り場の棚に白米が無かった。あるのは、玄米、もち米、麦、パックご飯など。

 棚に張り紙がしてあった。昨年の猛暑による不作や地震の影響で、お米の入荷が困難な状況だと書いてあった。スーパーの担当者に尋ねてみると、「急激な需要もあって次の入荷がいつになるか分かりませんし、入荷しても店頭に出すとすぐ売り切れてしまいます」との事だった。

 私はここで初めて、これは、本当に買えないかもしれないぞと不安になった。それで、それから近隣のスーパーを合計5か所回って白米を探した。
結果はどこにも無くて、仕方がないので新米が出回るまで見出しの写真にあるようなお米を買ってきた。

 こんな事が起きると思わなかった。油断していた。私の食品備蓄は、水、缶詰、乾麺だけだった。缶詰は長期保存できるがお米はできない。では、どうすればいいか。答えは、ローリングストックという方法らしい。

 いつも使う食材を多めに購入し、賞味期限が近付いたら消費して、減った分の在庫を買い足しておくという方法だ。賞味期限の管理と食品の保管場所を確保しなくてはならない。少々面倒だ。

 ローリングストックで備蓄すべき食品を調べてみた。水、米、乾麺、レトルト食品、缶詰、日持ちのする野菜、梅干し、のりやわかめ等の乾物、調味料、インスタント味噌汁等々。こんなにたくさん必要なのかと思った。

 災害大国ニッポンで生活するには、それなりの準備や心構えが必要だなと、今回の事で改めて感じた。

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