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【再入社エントリー】4年ぶりに出戻りしたら浦島太郎になった話
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(いい意味で変わってなかった)
はじめまして、Koseです。
社内ではコセさんと呼ばれています。
2016年にアイザックに入社してから9年目。
2021年に一度離脱をしましたが、2024年に再入社をして現在1年目です。
冒頭での紹介の通り、入社当時のアイザックはマンションの一室に数人が住み込みで働く小さなスタートアップでしたが、現在は300人規模に成長しています。
今日はアイザックとの出会いと、再入社に至ったストーリーについて話したいと思います。
アイザックはこんな会社
アイザックが掲げるミッション「世の中を、実験しよう。」はマンション時代から変わらないカルチャーです。
事業シナジーに縛られず、ある時はメンバーの突拍子もないアイデアだったり、ある時は世の中の時流に乗っかったり、「実験してみたい!」と思ったらすぐに手を動かし、最速でリリースしてみる。 そういうカルチャーは社内の制度としても体現されており、300名規模になっても変わりません。
今となっては10を超える事業を運営しており、その領域は必ずしもシナジーがなく、しかしそれぞれが魅力的かつ急成長を続ける事業となっています。
アイザックと出会うまでの話
僕は福岡県糸島市に生まれ、大学卒業後まで福岡で過ごしました。
大学入学したての頃、周囲ではiPhoneが流行り始めていました。
みんなが集うSNSが「mixi(ミクシィ)」から「Facebook」に変わっていき、海外SNSが日本で爆発的にバイラルする興奮を肌身で感じました。
それをキッカケに映画「The Social Network」を見て「スタートアップこそ求めていた人生だ!」と感化されたのを覚えています。
その後、世の中には多種多様なアプリを量産するベンチャー企業が登場し、アプリを作ることに興味を持つようになりました。
学生時代、(文系大学だったこともあり)僕の周囲にはITスタートアップに興味を持つ友人はいなかったので、一人で独学でプログラミングを習得することにしました。
アプリのリリースをキッカケにガラリと変わった人生
大学の講義以外の全ての時間をプログラミングの時間に充て、ちょうど2ヶ月ほど経った頃にiPhoneの加速度センサーやGPSを利用したARカメラアプリをリリースしました。
Facebookで「iPhoneアプリをリリースしたよ」と投稿してみると、予想以上に反響があり、スタートアップ界隈の方々から「話してみたい」とのDMを多数もらうようになりました。
それらをキッカケに、福岡で開催された「B Dash Camp」などのカンファレンスで、開催スタッフとしてお手伝いをさせていただく機会がありました。
そこで同じく開催の裏方にいたのが学生時代の播口(現アイザック株式会社・取締役)でした。青いスーツに金髪姿だった(気がする)のでほとんど会話はしませんでしたが、記憶には深く刻まれました(笑)
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カンパニーステッカー集めがちょっとした趣味になっていました
1社目でリーンスタートアップの極意を学ぶ
大学2年から3年に上がる春休み、ほとんどの単位を取り終えていたので、うちでエンジニアをやらないかと声をかけてくれていた福岡のとあるベンチャー企業でバイトを始めることにしました。
2週間に1本アプリをリリースするという無茶な企画の中、ひたすらにコードを書き続けながらも、短いサイクルの中で「構築 - 計測 - 学習」のフィードバックループを爆速で回し続けるという事業運営の基礎を学びました。
寝る間も惜しんでがむしゃらに働いていたので、実家に帰る時間が勿体無いと思うようになり、会社の徒歩5分くらいのところに家を借り、ひたすらコミットし続けた結果、オーガニックインストールだけで100万ダウンロードを突破するようなアプリも出てきました。
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アプリ事業で一定の成功を納めた頃、世の中ではマッチングアプリがまさに流行り始めていました。当時はまだ、古き時代の「出会い系」サービスが多くユーザーにとって選択肢は少なかったので、これはチャンスであると見て、同社でマッチングアプリ事業を立ち上げる事業責任者になりました。
アイザックとの出会い
大学を卒業すると、そのまま1社目の会社へ流れるように就職していました。
マッチングアプリ事業の責任者となり裁量をもらえた僕は、東京に支社を作って、東京で勝負したいと交渉し、中目黒に支社を設けることになりました。しかし福岡からメンバーを連れてくることは叶わず、結果、東京で孤軍奮闘していくことになりました。
そんな時、ひょんなことから中目黒の近くで開催されていた「アイザック株式会社」と「dely株式会社」の共同イベントの情報を見かけ、参加することにしました。
そこでたまたま再開したのが、2~3年前にカンファレンスのスタッフとして出会った播口でした。
その日の夜には、代表の田中とも意気投合し飲みに行った帰りに、初代オフィス(マンション)に招待してくれました。
研究室のような空気感で、そこはまさに僕が求めていた「スタートアップ」な環境でした。1社目の社長に正直にこの興奮を説明したところ、快く送り出してくれました(と勝手に思っている)。
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2016年にアイザックに正式にジョインし、最初のプロジェクトとして「いきなりデート」事業を立ち上げることになりました。
「いきなりデート」は、名前の通りメッセージのやり取り無しで、すぐにレストランデートをセッティングできる完全審査制のアプリでした。
世の中でマッチングアプリの利用者が急増していく一方で、多くのアプリでは男性が大量のいいねを送り、女性はたくさんのプロフィールを捌き、マッチングした相手とテキストコミュニケーションで仲を深め、もし気が合えばデートに行けるかもしれない、という一連のプロセスにユーザーは疲弊を覚えるようになっていました。
そんな時代の流れの中「いきなりデート」のコンセプトは多くの人が求めていた、次世代型マッチングアプリとして一定の成功を収めることができました。
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アイザックを離れた理由
いきなりデート事業の成長において、事業責任者としての僕個人の成長も求められていく中で、大きな壁を感じました。
今振り返ってみると、社内で切磋琢磨できるライバルの存在が重要だったと感じます。当時は、事業戦略を立てるのも開発もCSもチームの中に閉じこもって運営するような体制を取ってしまい、個人としての成長の機会を逃してしまったようにも思います。
アイザックを卒業することになった僕は、映像制作の会社を創業し、これまでの人生でやりたかったけどできていなかったクリエイティブな世界に飛び込むことにしました。
売上に直接繋がらなくとも、人々の心を動かすために右脳を動かす時間は、その後の僕にとっても貴重な経験になったと感じます。
アイザックに帰ってきた理由
映像制作の世界で仕事をしていく中で、CGやVFXへの興味が強くなったので、2ヶ月ほど超集中で独学しました。
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制作したCGコンテンツを思いつきでゲームにしてみようとUnityでゲームを作ってみたところ、伸びる兆しが見えたので、グロースハック熱がまた再燃しました。
オーガニックで10万ダウンロード近くまで成長しました。
「もっとユーザーに喜んでもらいたい」「もっとハマってくれるにはどうしたら良いか」「もっと売上を伸ばすにはどんな機能があったら良いか」など気づいたらプロダクトの世界に戻ってきていました。右脳と左脳を同時に使う感覚が磨かれたような気がします。
その後、複数社のスタートアップの立ち上げメンバーとして参画する経験などを経て、グロース手法の再現性に一定の確信と自信を得ました。
アイザックを離れてから3年が経った2024年の春、創業期からいるエンジニアメンバーから事業を手伝ってくれないかとLINEがありました。
その連絡をキッカケに週に何度かアイザックオフィスに足を運ぶようになりました。
当時と変わらないワクワク感、だけどちょっと違うアイザック
久々に働くアイザックは当時と変わらずまるで研究室のような空気感で、自分たちが心からワクワクできる事業にコミットするスタイルは、変わらず根付いていました。
会社の規模が大きくなってもこの空気感を維持できている会社って、そんなに多くないんじゃないだろうか。
一方で、これまでと違う空気感もありました。
過去のアイザックとの大きな違いと言っても良いかもしれません。
アイザックのVALUE刷新の記事に良い表現があったので引用させていただきます。
VALUE 03 Get things done
中途半端に終わらせることが、一番かっこ悪い。
やってみたいと思ったことなら、最後まで考え抜いて
成果を出すまでやり切る。
うまくいかないことも、必ずある。それでもまた失敗を恐れずに
試行錯誤を繰り返せるか?
これが、実験から発明につながるかの分かれ道になる。
ワクワクした未来をつくるために「勝ちにこだわる」という指針。
これが今のアイザックをより強い組織にしていると感じました。
戻ってきた当初はまるで浦島太郎のような気分でしたが、組織が大きくなり、さらに強くなったアイザックに、そして優秀で魅力的なメンバー全員に、改めて魅了されました。
代表の田中に、改めてアイザックで事業をやっていきたいという想いを伝え「ラス恋」事業の責任者として正式にアイザックに入社することになりました。
気づけば、もう10年近くマッチングアプリ業界で仕事をしています(笑)
最後に
プレシニア向けマッチングアプリ「ラス恋」は急成長中で、やりたいことは山積みですがメンバーが全然足りてません!
特にBizDev足りない。。。
ってことで手伝っていただける方、少しでもアイザックに興味を持ってくださった方はぜひ、