七日目「ノイズ」2023/4/21
4/21 金曜日 晴れ 20℃
イヤホンがぶっ壊れた。呼吸困難になりそうだ。
自分の人生、主に移動時間や家の中で過ごす時間のほとんどでヘッドホン、イヤホンをつけて過ごしている。その外で使う用のイヤホンが壊れた。イヤホンそのものは大して高価ではないし、セブンで買った1200くらいのイヤホンとライトニングケーブルのアダプター、やく合計で2500円くらいの値段しかない。長い間使っていたし値段の割に頑張ったと思うが壊れてもらうとものすごい困る。朝は時間がなく今日は寝坊したから朝買う時間はない、そのためイヤホンが使えるようになるのは今日の午後から。となると朝の登校時間は使えない。呼吸ができない。
なにするにしてもイヤホンで音楽かオモコロ、匿名ラジオを聴いている状態がデフォルトなせいでイヤホンをしていない今、少し不安を抱えている。いつもしているものが耳についていない違和感、聴きたいものを聴けずノイズが流れ込んでくる、どれもすぐそばにあった日常がすべて新鮮に感じる。駅内の案内放送、電車の走りだす加速音、人々の笑い、声、沈黙、どれも普段は自分の聴きたい音で遮られていたものだ。本来ならイヤホンをつけていない状態が自然だったのが逆転していてとてと新鮮で面白い。自分で生活環境は自分好みに曲げていたと強く実感する。
イヤホンするのが疲れた、最近はしないようにしてる、のようなことを話をどこかで聞いたことがある。少しわかる気がする。耳元で直接音が届いているわけだし、自然ではない音。ノイズまみれの現実社会から出ている音の方が聞きやすい気までしてきた。
おそらくイヤホンが壊れて音楽が聴けない状況を肯定するために少しでもプラスに考えようとしているだけかもしれない。音楽が聴けないと思ったときは相当なストレスを感じたのは事実だし、おそらく自主的にイヤホンを外したりすることはなかっただろう。
チキンタツタを食べました。うまい。