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リアルタイムなエッセイVol.32 「ボクは、泣きたかったんだな」
2024年6月1日、土曜日、晴れのちくもり。写真は久々に料理した油淋鶏
土曜日、19時。
本当なら今の時間、外でみんなと楽しく飲んでいるはずだった。
でもボクは、そしてみんなも家にいる。たぶん。
予定していたのは、前の上司で、今は茨城の事業所で働いている、とてもお世話になった方、あとは、研究室の元の同僚、お嬢と、あっきー、そして今の同僚Akiさんの合計5人で植田のワインのお店で飲んでいるはずだった。この会はもともと2月にお店の予約までしていたのが、メンバーの都合でリスケになっていた案件で、ボクが今回は主導で声をかけて、みんなを集めていていた。
でも。
ボクは突然、行けなくなってしまった。それを正式に決めたのは5日前の月曜だ。ボクの体調不良ということで、謝って回った。
今回は前回のリスケもあったので、ボク抜きで実現するよう、残りのメンバーにお願いした。それで、じゃあ、そうしよう、と話はまとまったはずだったのだが。
月曜にそれをお願いした数時間後のお昼、ボクは会の延期を元上司からメールで知らされた。
えっ!なんで、お願いしたのに。
ボクには理解できなかった。2回もリスケさせるわけにはいかないのに。
元上司は、メールでこう書いていた。
「○○くん(ボクのこと)、がこの会にいない影響は大きい」
「だから、延期することにした」と。
どうやら、みんなにボク抜きでやって欲しいと伝えた朝から、昼までの間で4人でメールのやり取りをして、「全員揃ってからやりませんか」となったらしい。
ボクはいつ参加できるかわからないのに。正直、やって欲しかった。
でも、、、
お嬢にも、結局延期になってしまい、ボクの都合で振り回してごめんなさい、とメールで謝った
そうしたら
「みんな、○○さん(ボクのこと)と飲みたいんですよ、謝らないでください」
会社にいるにも関わらず、そのメールを見たら涙が滲んできた。
そっか、ボクはずっと、泣きたかったんだな。
あっきーも、「回復したら飲みましょう!」、Akiさんもボクが予約していたお店をボクに知らせずにキャンセルしてくれていた。
みんな、ごめん。
そして、ありがとう。
いつ、この会ができるか、ボク次第だと思うのだけど、見通しは立っていない。
でも、今日のみんなに、いつかきっと報いたい。
だから前を向くためにnoteも再開した。前を向いて、生きる。それしかできないけど、やるしかない。落ちることはあると思うけど、でもでも、また立ち上がりたい。
いまは、それだけ。