守ってあげたい。note18
たくさんの優しさが、ここにある。
この世界には、たとえ見えなくても
そんな想いであふれている。
慈しみ与える人たちがいる。
だれかの哀しみを、自分のことのように
悼み寄り添ってくれる人たちがいる。
そこにあったものが見えなかった。
いつもあったものに気づけなかった。
とても、愚かだったから。
突き放したその人は、
優しかったのかもしれない。
言葉をぶつけたその人も、
優しかったのかもしれない。
憎むべきは、その人ではなく
たくさんの身勝手を赦したわたしだと。
大切にすべきは、その人ではなく
そんな弱さを持ったわたしだと。
守ってあげなきゃいけなかったのは
ちっぽけな見栄でもプライドでもなく
わたし自身。わたしのこころ。
そして、優しい誰かさんへの
心からのありがとう。