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vol.003パティオ北白川「床張×落語」


「床張×落語」
開催日時 10/27 9:00~17:00
主催   KOSAKUSITU(大塚・岩﨑)
噺家   京都大学落語研究会

床張

今回、パティオ北白川の現場は無垢の杉材フローリング張り作業と落語の回でした。
フローリングはプロの大工の方にお願いして、三日間で下地と一部仕上げ張りをしてもらい、残りは27日に施工ワークショップをしました。

プロの作業って見てて楽しい。
みんなで注目して見すぎて、やりづらいな。。って言われた。
けど見ちゃうね。かっこいいから。

フローリングの下地づくりの作業は、細かな作業の積み重ね。
根太材流して、ひたすらレベル調整。
この作業が楽しすぎた。
根太材の下に薄い木のチップを挟んでレベルを調整していく地道な作業。
30㎡程度の床面ですが、レベル調整箇所は大体200〜300箇所くらい?
わからんなるぐらいやってた。

リノベ現場だから、既存のコンクリートの床のレベルがまちまちで、結構な作業量だった。
プロの大工さんがいなかったらどんだけ大変だったか。
倍くらいは時間かかってただろうな。


下地作業から協力してくれた方もいて、順調に作業進めれました。
順調すぎて27日の当日は、午前中でほとんど床張完成してもうて、、、
後半の1時間半くらいは、みんなで張った床に座って楽しいおしゃべり時間。


こーゆーまったりした時間もいいね。
作業中あんま喋れんかった人とも喋れたし、自分たちで張った床でくつろぐという貴重な時間。

落語


床張に加えて、今回の現場の企画は落語!
自分たちで張った床の上で座って落語を聞くという杮落としのような企画。

現場で落語?!
って驚いて欲しい。

今回お願いした噺家は「京都大学落語研究会」の方々。
もちろん建築現場で落語するのは初めてとのことでした。

タイムスケジュール
午前 11:30~12:30 3公演
午後 15:30~16:30 2公演+漫才



落語の高座
・単管のジャッキベース
・廃材だった木材
・自作の折り畳み机の天板

めくり台
・寸ギリボルト
・土台受け金物
・フローリングの端材

それぞれ建築現場で使うものを使って作成しています。
背景の銀のネットや黒のネットは、柏原市の農業資材メーカーの日本ワイドクロスさんから頂いた端材を使って会場構成をしています。

初めて目の前で落語を聞きました。
YouTubeとかでは見たことあるけど、生の噺は迫力があって引き込まれました。
言葉だけで人を笑顔にすることができる特殊技能を体感しました。
現場と落語が合わさり、不思議で特別な空間になりました。

反省点

反省会で、今回の反省点とか次回に向けての改善点をオーナーとKOSAKUSITUの3人で話し合いました。
作業や企画に集中してると、元々のコンセプトとかを忘れがちになっちゃうから、物事の判断基準はブレないようにしないといけないことを再認識する反省会になりました。

施工も順調に進んだし、落語もとてもかっこよくて面白い公演だった。
けど、反省点はたくさんある。
・当日の運営の自身の動き方
・提供するもののクオリティ
・周辺への告知看板の設置のこと
・集客に関してなど

もっと多くの人に見てもらいたいし、現場に来てもらいたい。
人を集めるということはとても難しい。
SNSやチラシとかで周知して、やった感だけ出ても、それだけできてくれることなんてほとんどない。
個別に声掛けをしても、なかなか厳しい。
声をかけて来てもらえるような関係性を先に作らないといけないと感じた。
参加したくなるような企画を考えることも必要だけど、人同士の関係性が重要なんだろうと感じてる。
出会う人それぞれに興味を持つこととか、存在感を出すとか。
あぁ、そんな人いたな。で終わらないような人になるように考えよう。
すぐに変わるものでは無いからこそ、常に意識。


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