臨採日記【研究】
【古文読解の意義】
文月の二十日あまり、
かねては五年ばかり知りにける
KYS動画研究所にて、新たなる動きのありき。
かの研究所の長、
召し抱えるところの武将五十あまりなるを
みづからは狂はしき薬師となし
テイキテキニばずうるなる水薬を作すなり。
かの頭は薬の甲斐なるにやあらむ
山犬の姿をなむしたりける。
さても、あまねく世に知れる
サザエ氏のえんでいんぐとかや言ふものを
さぶらふ者にぞ歌わせたりしが
その様、あにめいしょんにて侍りけり。
かばかりなむ、おもしろきものかは。
秘めにし思ひあればこそ姫と言ふなれ。
かくて、思ひ思ひする物語なども
ひとたび読むに作り事なるそしりをする者のあれど
ふたたび、みたびと読むほどに
人の心のまことなるところ多く侍るらむ。
いたづらに、かく詠める
口にせし言の葉そよと風あらば景色の飽くることもなきコメ
現代にありて言の葉をコメントと申し、略さばコメと言ふなるを、葉月なる秋に寄せて米とぞ歌ひける。