『半農半X』を考える。 その2
『半農半X』っていう言葉を知っていますか?
私も最近知りましたが、
『自分や家族が食べる分の食料は小さな自給農でまかない、残りの時間は「X」、つまり自分のやりたいこと(ミッション)に費やすという生き方』だそうです。
その『半農半X』について、前回の投稿が下記です。
先日、休みの日に、岐阜県多治見市にある私の奥さんの実家で麦刈りのお手伝いをしてきました。
お義父さんと私と奥さんとスタッフの柴田さんとで、麦刈りです。ありがたいことに、スタッフの柴田さんは休日にもかかわらず、去年に続いてお手伝いに来てくれました。ありがたいかぎりです。
田んぼに米を植える前にちょっとだけ作っている感じなので、量も広さも全然ありません。
バインダーと呼ばれる、手押しの稲刈り機で刈っていきます。
私も少しだけやらせてもらいましたが、方向転換がなかなかムズイ。
麦はバインダーで刈ると紐で縛られた束ができます。
手で刈らないといけない箇所はもあるので、そこは手で縛っていきます。
最近では見かけなくなった、ハザ掛けして天日干しします。
今日はとりあえずここまで。
その後は近くにある畑に行って、サヤエンドウを収穫しました。
自分達で食べる分だけ採るつもりが欲張ってしまいました。
この辺りは多治見市の端に位置していて10軒ほどが連なる集落で、中心部から少しだけ奥まったところにあります。
集落の横にはJR中央本線が通り、車で少しいくと虎渓山永保寺という国宝のお堂がある有名なお寺もあります。
土岐プレミアムアウトレットも車で行けばすぐのところにあります。
しかし、この集落も御多分にもれず、高齢化進んでいて、息子娘の若い世代は家を継がず、別の街で住んでいる感じです。
なので、耕作放棄の田んぼや畑も少しずつ増えてきていて、元気モリモリなお義父さんは(実際、私よりも元気です)、生産しなくなったお隣の畑もお願いされて作付けしています。
お義父さんも会社員時代は、農業はお祖父さんの手伝いを少しやっていただけで、定年になってから本格的に農業をやり始めました。
今では、いろんな作物も作っていて、道の駅でも販売するプロ農家です。
とはいえ、高齢化もどんどん進んで、どんどんと耕作放棄地は増える一方なこの集落。おそらくこの先は空き家も増えてくるでしょう。
もし、たくさんの耕作放棄地が出てきて、荒地になってしまうなら、『半農半X』を会社としてやれると楽しいかもと思っていて、『半農半中古家具屋』、『半農半RESTYLE』をやれないかな。と考えています。
実はこれまで私は、休みの少なということもあり、たまの休日まで働く気にもなれず、農業のお手伝いをほとんどしてきませんでした。
これからはちょっとずつお手伝いをして、『半農半中古家具屋』、『半農半RESTYLE』を模索してみます。
就業日のうち、RESTYLEに出勤して中古家具屋の日と、数日は田畑に出勤して農業をやる。
その農業で採れた作物は販売するのではなくて、スタッフへの現物支給品にする。
でも、その分は給料は減らしてもらう。。。
できれば、減らしたくないな。。。。
そうすると、本業はもっと頑張らないとな。。。。
そんな感じでいろいろと考えています。
そしてそれが『RESTYLE村』のようになって、RESTYLEのお客様も一緒にいろいろと楽しいことがやれればもっといいですね。
ちなみに、2年ほど前に投稿したツリーハウス構想の山もこの田んぼの横にあります。
計画はまったく進んでおりませんが。。。。。
というわけで、
少しずつ農業のお手伝いもしながら、増える続ける田舎の耕作放棄地と空き家問題を何か楽しいやり方で解決できないかを考えていきたいと思います。
実は、京都府綾部市の実家も耕作放棄地を抱えています。
そっちもなんとかしないと。。。。
これは、ウチだけでなくてこれからの日本の農業・食糧の問題ですね。
どうなっていくんだろうか。。。。