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ゲーム実況者のキヨ。はなんで面白いのか?なぜ人気なのか?
この10月に東京ドームで単独があるんですよ。なんとゲーム実況者の。
アーティストならまだしもゲーム実況者が単独ドームって何?という感じですがある。
私は平々凡々な人間なのでゲーム実況者ではこのキヨ。さんが好きなんですが、先日「なんでキヨ。さんって人気なんですか?そんな特別人気になるような何かあります??」って質問してる人がいたんですね。私結構驚きました。
というのはキヨ。さんが面白いのなんて全員わかってると思っていたのでこんなの疑問に思う人いるんだ?ってなったんですね。
そこでそれほどのゲーム実況ファンでもなければゲームファンと言えるほどのゲーム好きでもない私の視点から見た「なぜキヨ。さんのゲーム実況は面白いのか?なぜ人気なのか?」について書いていきたいと思います。さして界隈に詳しくないからこそ書けることもあるかと思いますので。
まず、私はゲーム実況が好きですが色んな人を見ているというわけではありません。パラパラ他の人も見たりはしますが、チャンネル登録しているのは6人くらいですね。あとLEOの遊び場と放課後GAMING LIFEと狩野英孝のチャンネルくらいからなぁ。それらも全部見ているわけではなくて興味のある動画の時だけ見ているだけです。見たいゲームがあれば登録者数5万人くらいの人の動画も見ますけれど。ただそうやって色々見ているとキヨ。さんのチャンネル登録者数や再生数が飛び抜けている理由が非常によくわかるんですよ。
キヨ。ずっと喋ってる→画面を見なくても内容がわかる
これですよね、これが私にはありがたい。
キヨ。さんってほぼ「ずっと喋ってる」んですけど、別に意味ないことを喋ってるわけではないんですね。
①セリフを全部アテレコしてくれる
これありがたいです。
私は通勤などの移動時間や家事をしている時などにゲーム実況をかけていることがよくあるのですが、セリフを全部読んでくれるのでストーリーがわかるんですよ。電車で移動している時とかって常にスマホの画面見ているわけにはいかないでしょう?乗り換えで改札を抜けるとか階段を登っているとか道を歩いている時にもラジオドラマのように音だけで物語がわかるので便利なんです。
これ、登録者数がキヨ。さんより一桁二桁少ない実況者さんだとしない方もいます。喉がしんどいでしょうし、ゲーム実況者は別に高学歴が多いとかでもないので漢字が読めないとか知らない表現が出てきて読みにくいとか、全部セリフを読み上げるのはしんどいんだと思いますが、家事をしながら見ている/聞いている私のような人には、実況者が沈黙するたびに「何?なんかセリフ?」とか「ストーリー上重要なこと話してないよね??」となって画面を見にいかねばならず、面倒なんですよね。結局見ない。
ゲーム実況って映画とかと違って腰を据えてガッツリ見るぞ!というケースばかりではなくて、どちらかというと何かしている時にちょっと気楽にかけている人も多いと思うので画面から目を離すとストーリーが追えない、というのは地味にストレスになります。
加えてキヨ。さんはアテレコが上手です。暦長い人なので腕を磨いたのかもしれませんし、元々上手なのかもしれませんが、画面を見ていなくても「あ、この人はお爺さんだな」「おばあちゃんだな」「小さな女の子だな」「クール系イケメンだな」「暑苦しい感じの陽気なおっさんキャラクターだな」とわかるように声を当ててくれるんですよ。マジで読み方が上手い。
いつだったか、キヨ。さんの怪異症候群シリーズとか逆転裁判の実況をかけながら晩御飯を作っていたんです。うちの旦那は普段ゲーム実況を全く見ないんですけど、その旦那が掃除機を分解しながら「この人は全部声を変えて読んでくれるから話もわかるし世界に入り込めて面白いね」っていうんですよね。
お風呂を洗いながらでも物語がわかるのは本当に便利です。
②状況についてもトークでざっくり説明してくれる。
さっきと同じ、移動中、作業中でも物語がわかるパターンですね。
例えばなんですが、同じゲームを実況していてもそれほど人気のない人の実況の場合はこれをしない。
ある探索系ホラーゲームをしていたとしましょう。
ドアを開けて次の部屋に入った時に、あまり人気のない実況者さんだと黙ってることがあるんですね。
ゲームのSEでドアが開いた音がしたから、あ、次の部屋に入ったんだな、とこっちはわかるんだけど実況者が何も言わないからどんな部屋かはわからないしばらく沈黙が続き、こっちはBGMだけが聞こえてる状態で何をしているのかさっぱりわからないんですが、何か見つかったんでしょう、突然「うわっ!なんだこれ?」とかいう。でも何を見つけたかは言わず、「びっくりした、なんだこれ」としか言わない。
これだとお風呂の床を掃除していたこっちとしては「何?なんなの?」となるんですが、手も濡れているので動画を戻してみれるのは数分後なんですよ。
でもキヨ。さんだと
「で、次の部屋入るー、なんだこれ、女の子の部屋か?カーペットとかピンクだし女の子の部屋だよな、さっき読んだ記事に出てきた殺されたっていう主人公の妹の部屋か?はい、机ー、『特に変わったところはない』、本棚ー、『子ども向けの絵本が並んでいる』、熊のぬいぐるみ、かわいいぬいぐるみだなぁ、『熊のぬいぐるみがある。大事に使われているもののようだ』ん?なんか光ってるぞ?『ぬいぐるみの尻尾のところがファスナーになっている。開けますか?』開けるに決まってんだろ、こんなの、『血まみれの小さな像が出てきた』うわっ、なんだこれ」
くらいに喋ってくれるんですよ。
これだと画面が見れない状況でも大体物語の進行がわかるんです。助かる。
③移動時間をトークで楽しませてくれる
これもゲームあるあるなんですけど、ドラマや映画と違ってゲームってただただ歩いているだけの時間ってあるんですよね。例えばマップの中央あたりにあるAという村からマップの北の端にあるBという寂れた教会に移動するまでにかなり距離があって3分くらいはただ移動の時間が続く、みたいなケース。カットしちゃってもいい気もするんですが、こういう移動をカットしちゃうと逆に間がなさすぎて唐突な印象になりますし、またプレイの参考に見ている人もいますから道がわからなくなりますよね、そういう人だと。ゲーム制作者さんが頑張って作ったグラフィックをカットしてしまうのもまた勿体無いわけです。画面見てる人もいますから。私もながらじゃない時は画面見てますし。また初見プレイだとこの移動の間に何かイベントがあったり重要なアイテムを拾ったりするかもわからないわけです。
こういう時にあまり人気のない実況者さんだと、草原の続くマップを3分喋るだけのネタがないので黙っちゃうんですよね。最初のうちは「うわ、グラフィックめっちゃ綺麗じゃない?すげー」とか「しっかし遠いなぁ」とか言えるんですけど15秒くらいでネタが尽きてしまう。
でもキヨ。さんはそこをトークで埋められるんですよね。
「こういう草原みたいなさー、何もないところを歩くのって気持ちいいよな、俺北海道の田舎の出身だから家の近くにこういうの何にもない草っぱらがあったわけよ」
とか話しながら子供時代のちょっとしたおもしろエピソードみたいなのを話している間に目的地に到着するわけです。途中で何か拾ったらエピソードを中断して
「ん?なんだ?こんなところに回復アイテム!こういうの重要だからな、俺は全部集めていく。で、なんの話してたっけ?あ、変なおっちゃんに会ったって話か」
とか言いながら残りの行程もトークで埋められるわけです。
これで画面見ていない私も状況がわかるし、画面を見ている勢も無言で草原を歩く間グラフィックの草原を黙って見続けずに退屈せず過ごせるんですよ。
このずっと喋ってる、っていうの、相当しんどいと思うんです。
絶対に喉に来る。それでも喋ってくれるんですよね。なぜならそれが大切だから。彼はそれをわかっていてやってくれていると思うので、大変だとは思いますが、参考にできるポイントではないでしょうか。
キヨ。人を不快にさせることを言わない→幅広い人に好かれる
①過度なエロネタがない
これ、私は大変助かります。女性なので、やはりエロネタあんまりいい気持ちがしないんですよね。
例えば中学生とか高校生くらいの女の子のキャラクターが出てきた時に、ゲーム上の演出でパンツが見えたり、服がちょっと破けて下着が見えるみたいな展開があったりするじゃないですか、特に昔のゲームって。90年代初頭とかのゲームとかってそういう展開があって、その頃は問題がなかったり、あるいは主要プレイヤーが男性向けゲームだと今でもそうなのかもしれませんが、2024年の感覚としてはそういう展開に対して実況者が「おっ、(女子高生、女子中学生くらいのキャラの)パンツ見えた。うふふふ、ラッキー!おい!もっと見せろよ!なんだよぉ」とか言ってると気色悪いと思ってしまうんですよ。嫌だな、この人気持ち悪いな、と思ってしまう。
女性キャラの着替えを覗いた主人公に対して「いいぞいいぞ!もっとやれ!」とか言ってると「気持ち悪い!」と思って吐き気がするわけです。
でもキヨ。はそういうこと言わないんですよね。これが聞いていて楽。
嫌な感じのエロネタに対する女性の嫌悪感って想像つかない方にご説明しますね。
どれくらいの嫌悪感かというと、ゲーム内で猫が出てきて、その猫の目を主人公がアイスピックで抉ったとするじゃないですか。それに対して実況者が「もっとやれ!もう片方もやれ!」って言っているような感じです。別に架空の猫だし、実際の猫は1匹も痛い思いをしていません。非実在猫です。それでも、そういうことを面白いと思う人なんだ、ということに嫌悪感を感じるんですよ。
中学生の女の子のパンツを見せろ!と成人男性が乱暴な口調でいうことは猫の目を抉ることとは釣り合わない、という人がいるかもしれませんが、じゃあ猫の足を折る、と同等だと考えてください。骨折は治るからいいだろうってなりますか?架空の猫の足でもそういうのを面白いと思う奴なんだな、こいつは、というのが気持ち悪いんです。
これは、おそらく彼かなり気をつけています。あれだけの登録者のいる人ですしスタッフさんいると思うんですが、スタッフさんから言われているのかもしれない。
昔はキヨ。さんもそういうこと言ってたんですよ。助けた女性キャラに対してエロ展開を期待するようなことを乱暴な口調で言ったりもしていたんですが、ここ数年は絶対言わないので意識して気をつけているんだと思います。
キヨ。さんのチャンネル登録者数は約500万人ですが、500万人の中には当然女性もいるし、子供もいるし、子供を持つ親もいます。そういう人たちに嫌な思いをさせないようにしているんですね。
誤解のないように言いますと、彼は下ネタは言うんですよ。下痢とかね。うんこの話とか。でも小学生レベルなので、まぁ厳しい人は目くじらを立てるかもしれませんが、そこまでの嫌悪感はないと思います。
②LGBTQに対して差別的なことを言わない
これもです。これもキヨ。は気をつけてますね。
これ、彼より登録者が250万人くらい少ない実況者は数年前までは全く配慮せずに言ってました。
「なんだこいつ?ホモか?ホモなのか?気持ち悪っ!」とかね。海外ゲームをやっていて女性キャラがレズビアンだとわかった瞬間に「げっ」みたいな態度を取ったりとか。
私はトランスを自称する変態が女性のスペースに入り込んで盗撮とかするのには嫌悪感を感じるんですけど、友達に女性が好きな子もいますし、恩師も同性のパートナーがいました。別に誰にも迷惑をかけていないのにただ同性を好きだというだけで「気持ち悪い」という人には嫌悪感を感じます。「お前に迷惑かけてねーだろ」というむかつき。
登録者が何百万人といたらその中には絶対同性が好きな人もいるんですよ。そういう人が「○○さん最高!面白い!」と思って見ているのに「気持ち悪っ」と言われたら悲しい気持ちになってそのチャンネルから離れますよね。
実害があるわけではないことに対して、必要もないのに言うのは全く得にならないと思います。
いいんですよ、別に。気持ち悪いと思っていても。実際嫌な目にあったことがあるから嫌いなのかもしれない。
でも人気になりたいと思っているチャンネルで、ゲームのゲイキャラなんて別に自分が実害があるわけでもないのに、それを大っぴらに話す必要はないですよね。お友達とかにだけ言えばいいわけで、別に全世界に発信される動画で話す必要はないわけです。それを話すことでそういう発言を苦手だと感じる層を自ら失っているわけです。
その点キヨ。さんは「愛してるならいいと思うぞ」みたいな態度ですし、ゲームのキャラクターがゲイだとわかっても過剰に驚いたりしない(実際は驚いたんだろうなとは思ったんですが抑制して失礼にならないようにしていました)ので、気をつけているなと思いました。具体例としてはLAST OF USの実況を見てください。主人公ではないんですがゲームの途中で出会う男性キャラクターがゲイで、その同性の恋人が亡くなって、みたいなところがあるんですけどそこで絶妙に人を不快にさせない賢い態度を取っています。これくらいの温度感が一番人にフラットに好かれると思います。
キヨ。動画によってテンション使い分ける→映画のように楽しめる
①バカゲーは騒がしく
私、キヨ。の動画でアニマルリボルトバトルシミュレーターっていうシリーズ好きなんです。これはバカゲーというかとにかくストーリーの深さとか一切なく、ただ楽しいだけのゲームなんですけど、この手のシリーズについてはとにかくキヨ。さんは騒がしいです。テンションが高い。
この恐ろしいテンションの高さが嫌いな人は嫌いなんだと思いますが私は割と好きなんですよね。
多分ですけど、この実況をかけていたら幽霊来ないと思います。
なのでホテルに泊まって、お札を見つけちゃったとかなんか変な雰囲気だ、となったら、そしてフロントに行ってもお部屋を変えてもらえなかったら、そうしたらこの動画を見たらいいと思います。これだけ騒がしいところには霊来ないと思います。
キヨ。さんといえば超高速青鬼シリーズが有名なんですが、これは青鬼というゲーム自体はホラーゲーム(ホラー脱出アドベンチャーですかね?)なんですけど、5倍速、10倍速とアホみたいなスピードでプレイする企画なので実質バカゲーになっているのですごいテンションでプレイしています。これも多分騒がしすぎて霊がよってこないゲーム実況ですので、そういう際にもおすすめです。
②感動系ストーリーゲーではシリアスに
ただ「キヨ。はうるさいだけじゃん。大声出して騒いでるだけじゃん」という人は間違っていて、彼はストーリー系実況ではそのゲームの雰囲気に合わせたテンションで実況しています。
例としてはラストオブアス。序盤にあるキャラクターの死があるのですが、そのシーンではキヨ。さんは黙っていました。
彼が「とにかくハイテンションで喋っていれば人気が出るだろう」という程度の浅い考えの実況者なら多分「は?なんでだよ!なんでここでこのキャラ死ぬんだよ!おかしいだろ、製作陣よぉ、意味わかんねーだろ!は?ここでこのキャラしぬ意味ある?」とかブチギレてハイテンションで喋りまくるという選択をするところだったんでしょう。でも流石の500万人の登録者を抱えた人なのでそういう浅い考え方はしてないんですよね。ただ叫んでるだけの人ではない。まぁただ騒いでるだけの人ならこんなに何年も界隈のトップ層にいないですよね。なんでも人気のあるものにはそれだけの理由がある。
そのゲームに相応しいテンションでプレイするんですよ。その選択に間違いがない。
このシリアスなゲームでは無駄に騒がしくしない、ゲーム製作側の演出を妨げず雰囲気を壊さない、映画のように楽しませる実況という例ではデトロイトが筆頭かなぁ。デトロイトは超人気ゲームで私も実況を見る前にプレイしました。あらゆる実況者さんがやってますけど、私はキヨ。さんの実況が一番好きですね。一緒にあの世界に入ってる感じがあります。
③ホラーゲームは怖さを中和
「ホラーゲームは苦手だけどキヨ。のは見れる」という人が一定数いるんですが、これは彼が全方位ツッコミをする人だから。
ホラーゲームって雰囲気で怖がらせたり、ストーリーの嫌な感じ、不気味な感じや悲しさで怖がらせたり、あとは単純なジャンプスケア(後ろから急にワッと大きな声で驚かせるような、飛び上がって悲鳴を上げるような怖さですね)とかあるんですが、キヨ。さんの場合は飛び上がって驚いた後に爆笑するんですよ。笑って怖さの中の面白さを見つけて突っ込んだりいじったりするので怖さがマイルドになるんです。お化け屋敷にビビり同士で入ると、2人でお互いにしがみつきあって一歩も進めない、半泣きで廊下の途中で立ち往生、とかになってしまいますが、もう一方が全然怖がらなかったら怖がりの方もなんだかんだ進めるでしょう?怖い、怖いけどこの人がいるから、まぁ出口まではいけそうだな、みたいな。
そもそもホラゲって実況で見ることで自分でプレイするよりは怖さ薄まるんですよね。第三者がいるから。ホラゲを怖く楽しみたい人は実況ではなくて自分でやらないとダメですね。怖がりだけどストーリーが知りたい、というような人にはおすすめです。
キヨ。容赦なく編集する→グダらない
①テロップによるツッコミ
これ面白いんですよね。具体例としてはクロックタワー。
このゲーム実況、ダウンロードしたゲームデータではなくなぜかディスクでプレイしてしまったために何回もやり直したり、変なところでセーブしてしまったためにバッドエンディングしか見れずロードして殺されるループから抜けれないためにエンディング直前まで来てから一からやり直しをしなければならなくなる、などのキヨ。さんにとっての悲劇(見ている人にとっては喜劇ですが)が幾度となく起こるのですが、それに対して黒バックで悲しみの滲んだ簡潔なテロップが入るので面白いんですよ。特にやり直しなんて時間がかかるので、勿体無い精神が働いてなんとか動画に残したいと思ってしまいそうなものなんですが、そこをキヨ。さんは思い切りよくカットするので、結果としてテンポのいい動画に仕上がっています。かなり前の動画なんですけどすでにこの時点で仕上がっているのはすごい。
②面白くないガチのぐだぐだはカット
結構登録者数のいる実況者さんでも苦労してとった動画をカットするのは勿体無いと思っちゃうのかな。ガチのぐだぐだなのに全然カットしない人、というのがいます。
ぐだぐだ感が面白い、というケースもあるので、ぐだぐだは全てカットすべしというわけではないんですが、面白くもなくただ迷い続けている、とかヒントが見つからずトークも跳ねず、探索している過程も堂々巡り、という場合はカットするか早回しにしたほうがテンポがいいんですけど、やらない人結構いるんですよね。でもキヨ。さんの場合は思い切りよくそこをカットするので、公開された動画はテンポがいいんですよ。たまに撮れ高なかったんだろうなという動画でぐだぐだをカットしていないケースもありますが、そういうケースで思いつくの一つだけなのでこれは相当少ないと言えるでしょう。
③マシンガントークをカットすることで面白く
何年も実況を撮り続けていると、体調が悪い日とかありますよね。そういう時はどうしてもトークも奮いません。それでも専業実況者は定期的に投稿し続けねばならないので実況を取るわけです。
もちろんある程度の地位にくるとまとまった休みを取ることも可能ですし、本当に精神的、身体的に具合が良くないので休養します、というのもできるんですが、長引く風邪くらいの体調不良で、且つ、今のしあがろうとしているところだとちょっとくらいなら無理しますよね。
大体、面白くない動画は上げられないとか言っていると何も上げられなくなってしまう。8割でもとにかく上げること、が大切な時期もあるはずです。
というわけでキヨ。さんにもつまらないトークとか滑ってるトークとかもあるんですが、そういう時は面白いテロップを入れてちょこっとつまらないトークを聞かせることで「つまらないトークをするキヨ。」を面白く見せる、というのをやってます。
例としてはリトルナイトメア。2じゃなくて1のほうです。
あと勘違いしてベラベラ疑問を喋っているのを、後になって(つまりゲームを進めて自分が勘違いしているのがわかった、場合)編集する段階になった時勘違いトーク自体をまるっとカットするのではなく、勘違いしている様をちょっと見せることで「勘違いしてるキヨ。」を面白さの一要素にしてるんですよ。うまい。これの例としては超高速魔女の家があります。
というわけでキヨ。さんはただ騒いでいるだけの人ではない、という話でした。
やっぱり業界トップレベルの人はそれがなんであってもすごいんですよ。